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宝物の彼女  作者: 近江 由
真実へ~結末その1~
84/135

影から伸びる

 

 明らかに馬車よりも速い。

 マルコムは馬に替えて正解と思った。

 ただ、痛む肩や右腕は否定するがそれは気にしない。


 マルコムは馬の振動が肩に響いて少し顔を歪めた。


 右手の痛みは意図的に切り離してしまえばいいが、肩を切り離そうとするとバランス感覚が悪くなる。

 普段は平気な痛みも、馬に乗り続ける作業では平気でない。


「…あのバカのせいで…」

 マルコムは舌打ちをした。


 いや、そもそも父の影を感じた時点で言えばよかったのだろうが、マルコムはライガに対する怒りが勝っていた。


 ふと、前からすごい勢いで走る馬に乗った人影が見えた。


 マルコムはもしやと思い、目を凝らしてみた。


 思った通り、走ってくるのはリランだった。

 表情がおかしい。


 ヒロキの死で悲しんでいるとは違う顔だ。

 縋るような顔だ。


 だいぶ先に詰め所がある。

 マルコムたちより先に出た騎士たちがそちらに連絡をしていてもおかしくない。


 マルコムはリランの前に馬を走らせた。


 リランは気付いて慌てて止めた。


「危ないって!!今急いで…」

 どうやらマルコムと気付いていないようだが、顔を見ていないようだ。

 だが、途中で気付いて顔色が変わった。


「マルコム…?」

 リランは驚いた顔を模していたが、悲壮な顔だった。


「知ったんだね。ミヤビの死を…」

 マルコムは聞いた。


 リランは顔を歪ませた。

「…何で?…ミヤビは…?」


「弱かったからだ。死ぬ必要は無かったのにね…」

 マルコムはやはり吐き捨てるように冷たく言った。


「…そうだ。なんで…戻れなくなる…」

 リランは悲しそうに寂しそうに涙を流した。


 マルコムは冷めた目でその様子を見ていた。


「冷たいな…それに、その顔の傷どうした?」

 リランは悲しいのだろうが、それよりもマルコムの冷淡さが気になるようだ。


「それよりも、俺の父に会いに行ったらしいね。」

 マルコムは責めるようにリランを見た。


 リランは驚いた顔をしたが、口を引き結んでマルコムを睨んだ。


「情報を手に入れるためだ。その証拠に…ほら。皇国と接点がありそうな…」

 リランは何やら紙を取り出してマルコムに見せた。


 マルコムは溜息をついた。


「皇国の接点の前に、皇国の侵入を許した可能性が高いのは…水際だって思わないのかい?」

 マルコムはリランが取り出した紙を取り上げた。


 書いてある名前に目を通して、時折眉をピクリとさせていた。


「…は?」

 リランはマルコムが何を言いたいのか分からないようだ。


「わかれよ無能。俺の父は皇国の協力に関わっている可能性が高い。」

 マルコムは呆れたようにリランを見た。


「え?…だって、俺を助けて…」


「時間の無駄だ。走りながら話そう。」

 マルコムは王都の方向に向きを変え、リランに馬を走らせるように促した。


 リランは放心状態のようになっていたが、馬は慣れているのか走らせた。


 マルコムはリランから渡された紙を自身の懐に入れた。


「…まず、君があいつに助けられたシチュエーションだけどね…あれ、様子見されて君が生きて抜け出しそうだったから助けただけだよ。」

 マルコムは憐れむようにリランを見た。


「え?」

 リランは驚いた顔をしている。


「そして、あいつは今は王都に向かっているはずだ。」

 マルコムはリランを軽く睨んだ。


「どうしてだ?…だって、そんなこと…」


「案内付かなかったか?国境は危険だからって…」

 マルコムはリランの様子を探るように見た。


「…ついた。けど、それは前危険な目にあったから…」


「普通の倍時間がかかっている。おそらくあいつはリランが王都に着く前に王都に行きたかったんだよ。」

 マルコムは溜息をついた。


「何で王都に?」


「わからないけど、黒幕と接触する可能性はある。」

 マルコムは顔を歪めていた。


「…じゃあ、俺は一体…」


「敵側に状況を説明してくれた親切なやつになったな。…そうだ、アランがお前の代わりに貴族街の警備に捕まった。」

 マルコムは思い出したように言った。


「はあ?何で…」


「お前のせいだ。…とにかく、王都に着いたらお前と俺はあいつを…父を探す。顔を知っているのは俺らだけだ。」

 マルコムは嫌悪を表わしていた。

 父の話をしているのに。


「…皆は、どうなっている?」

 リランはやはり仲間が気になるようだ。


「ミヤビは死んだ。アレックスさんは働き過ぎだけど、王都に向かったし、サンズさんもだ。団長は単独行動を取って暴走しているけど、今はそれの追跡どころじゃない。」

 マルコムはリランを見るのをやめて、前だけ見ていた。


「…ライガは…?お前、怒っていただろう。」

 リランはマルコムの顔の傷を見ていた。

 変なところで察しがいい彼は、その傷がライガによるものだと思っているようだ。


 マルコムは舌打ちをした。


「ライガと戦って俺は重体の怪我をした。負けた。だけど、ライガもボロボロだ。」

 マルコムは少しだけ、口に笑みを浮かべた。


「団長は、おそらくライガと接触している。ヒロキさんがライガに剣を教えたことを話したから、彼を殺すことは無いだろうし…きっと安全な場所だと思う。この事態にライガとお宝様は収まるまで隠れる必要がある。」

 マルコムは少し悲しそうに言った。


「…お前怒っていたのに、清々しい顔しているな…」

 リランは不思議そうにマルコムを見た。


「本当に許せない相手が見つかったことと…騎士として最後の戦いを全力で終えたから…かな?」

 マルコムはやはり寂しそうだった。




 

 換気口の出口から身を投げ出し、アランは王城に向かって走った。


 恰好とか気にしている場合ではない。


 途中でいくつか撒くために回ろうかと考えたが、換気口の出口を察知されていたようで直ぐに人影が見えた。


 部屋の中にいた皇国の青年と男が見えた。

 アランは舌打ちをして町の中の裏道に飛び込んだ。


 路地裏は自分たちのフィールドだ。


「追って来ていたのか…」

 男が何やら言ったのが聞こえた。


 アランはわからなかったが、とにかく騎士団の詰め所にいく必要があった。


「逃がすな!!殺せ!!」

 背後から大声が聞こえた。


 頭にあった疑問を全て押し込め、逃げることに神経を集中させた。


 昔駆けまわった王都の町。

 水路を飛び越え、建物の屋根によじ登る。


 外に出ている箒が目に入った。


 アランはそれを手に取り、後ろに投げた。


 ガン


 後ろを追っていた男に当たった。

 どうやら追っているのは皇国の男のようだ。


 アランは登った建物から別の建物に飛び移った。


 最短の王城へのルートがいいのか、それとも別の道がいいのか…


「いや、大通りだ。」

 アランは皇国の男達が人目を避けているのを思い出した。


 通った建物の住人たちが騒ぎ出す。

 リランの使った手だが、アランも使う。

 追いにくくなるのだ。


 日も登ってきて、外は明るい。


 アランは人目のある大通りを目指した。


 路地に降りるのはリスクが高いと判断し、飛び降りるのに最適な建物を探した。


 通りに面した建物でアランが逃げやすい位置に、5階建てだが、3階部分と階段状の造りになっているものを見つけた。


 アランはそこに向かって一目散に走った。


 鎧を見に付けていない体は軽く、久しぶりに街中を飛び回った気がした。

 昔はよく飛び回っていたが、そんな感傷的に思い出している場合ではない。


 目的の建物の屋根に着いた。


 アランは3階部分の様子や、大通りの様子を見た。


 ガタン

 3階部分から人がよじ登ってきた。

 どうやらアランが床に逃げるか睨みをつけていたようだ。


「人の嫌がる方へ…私が逃げるならそうする…」

 身分の高そうな恰好には似合わず、部屋にいた男は身軽な様子でアランのいる5階部分に上がってきた。


「…君がここにいるということは怪しんでいたのか?」

 男はアランを問い詰めるように訊いた。


「はあ?」

 アランは訳が分からず訊き返した。


「疑惑は厄介だ。だがな…それよりも確信を持たれる方が遥かに厄介なんだ。」

 男は憐れむようにアランを見た。


 腰に付けた剣をゆっくりと抜いてアランに向けた。


「死んでもらうしかないな…リラン君。」

 男はアランを見て言った。


「…リラン…?」

 アランは思わず訊き返したが、男は剣をアランに向けてきた。

 咄嗟に避けたがかなりの使い手だ。


 丸腰のアランは勝ち目がない。


 避けて体を捻り、一かバチが3階部分に横跳びをした。


 背後から皇国の男も飛び出してきた。


 白刃が横に迫ったが、アランは一旦床に足をつけて身体を反った。

 地面に頭をつける前に手で床につけて体勢を立て直した。


「君…鎧がない方が強いんだね。」

 皇国の白髪の青年は感心したようにアランを見た。


「…二対一か…皇国っていうのは卑怯なんだな。」

 アランは男の方にも目を向けた。


 彼はアランの立ち位置に気付いたのか、走って向かって来ていた。


 アランは3階部分に背中から飛び降りた。


 皇国の白髪の青年がアランを追って飛び降りながら斬りかかった。


 丸腰のアランは左手を盾にした。


 ザシュ


 と肉が切れる音が響いた。


 思った以上に痛いが、アランは着地に神経を持って行った。


 血が舞うのを見て斬られた左腕を振った。


 更に血が舞った。

 3階部分の屋根に血が落ちた。


 それを確認するとアランは体を無理やり捩じって着地した。


 皇国の男も着地したが、アランが撒き散らした血で少し滑った。

 その隙にアランは大通りに向かった。


「クソ!!」

 皇国の男は舌打ちをしてアランを追った。


 鎧を着ていないアランは早い。

 アランは屋根を飛び降りた。


 大通りの地面が近くなった。


 ドス


 息がつまって、身体に激痛が走った。


 ドシャ


 着地が出来ずにアランは地面に激突した。


 地面に転がって気付いた。


 腹部を貫通する剣に。


 上を見ると、皇国の男ともう一人の男が居た。


 どうやら後者が剣を投げたようだ。


「…がほ…」

 息をしようと必死に空気を吸うと体が痛い。


 周りに人が集まってきた。


 アランは必死に帝国騎士団を探そうとした。


 伝えないといけない。

 知ったことを、ヒロキの死についてかかわった人物を


 力が入らないのもあるが、血が流れる感覚とともに温度も下がる気がした。


 もしかして、自分は死ぬのか?

 アランは初めて思った。


 周りの者達も顔を歪めている。

 きっと恰好がみすぼらしいからだと思ったが、それだけではないようだ。


 アランは右手で体を起こそうとしたが、体が動かない。


「…なんで…」

 アランは必死に動かそうとした。

 ピクリともしない。


 痛みと、体が動かない恐怖はアランの頼りない呼吸を更に弱めて速めた。


「…誰か…騎士を…」

 アランはかろうじて動く顔だけ上げて周りを見た。


 アランの言葉を聞いたわけではないだろうが、騒ぎを聞きつけた騎士団がやってきたのだろう。

 数人の騎士がアランを見下ろしていた。


 アランの顔を確認すると、彼等は表情を変えた。


「…皆を…早く…」

 アランは騎士たちに頼むように、切れ切れだが命じた。


 騎士たちは顔を真っ青に、真っ赤にしてアランに頷いた。


 アランは去っていく騎士の背中を目で追って、少しだけ安心した。


 誰かがアランに駆け寄ってきた。

 傷の手当をしているようで、腹に刺さった剣が動いている。

 アランは目をそっちに向けた。

 どうやら騎士たちが頼んだらしい。


「…ありがとう」

 アランは掠れるような声で礼を言った。


 血が流れ過ぎているのか分からないが、アランの思考は回らなかった。


 聞いた話を伝えないといけないのに、もう見えなくなった皇国の男達のことを言わないといけないのに思考が違う方向に行く。


「リラン…」

 アランは一番会いたいものの名を呟いた。


 周りが騒がしくなった。

 周りの人が避ける様子から、誰か精鋭の人物が来たのだろう。

 アランはそれに嬉しさを感じた。


 顔だけ精一杯上げてその先を見た。


「…アラン…」

 そこには顔を真っ青にしたサンズがいた。


 アランはサンズを手招きしようとしたが、手が上がらなかった。

 アランの状況を察したサンズはアランに近寄ってきた。


 どうやら手を握ってくれているようだが、アランにはわからなかった。


「…リランは…」

 アランは顔だけ向けてサンズに訊いた。


「もうすぐ来る。」

 サンズは顔を歪めていた。


 アランは回らない頭で、何か言わないといけないと考えていたが出た言葉は違った。


「リランに…会いたいな…」


ライガ:

主人公。帝国騎士団の精鋭部隊に所属する。小さいころからミラを守る立場にいた。短い栗色の髪をした茶色の目をした青年。ミラと深く愛し合っており、彼女が絡むことには若干頭に血が上りやすい。ミラと逃げる。彼女に求婚し晴れて結ばれる。父が前騎士団団長で行方不明。マルコムとの戦いで重傷を負う。


ミラ:

ヒロイン。「お宝様」と呼ばれ、鑑目を持つ少女。真っ黒な髪と真っ黒な目をしている。王子に嫁ぐことが決まっていた。ライガと深く愛し合っており、彼と逃げる。晴れてライガと結ばれる。


ジン:

帝国騎士団団長。歴代最強と言われた前騎士団団長であるライガの父を決闘で破り、最年少で団長に就く。栗色の長い髪を束ねており、瞳の色は顔にかかる包帯のせいで分からないが、色が白く線の細い輪郭をしている。剣の腕はまさに帝国一と言われるほどである。王族の人間だが、王族に対して冷ややか。副団長のヒロキに精神的に依存していた。ライガとミラを一族の村に運び匿おうとする。母親は王族に嫁いだお宝様だった。


マルコム(マルコム・トリ・デ・ブロック):

精鋭部隊の一員。瞳も髪も茶色で中性的で幼い顔立ち。オールバックの髪型で、優し気な顔立ちをしている。ライガとの戦いで右頬から右耳にかけて残る傷を負った。国境の貴族ブロック伯爵の息子。槍使いで、顔からは想像し難いほど筋肉質で高い身体能力を持っており誇っている。力主義が強く、弱い者を尊重しない面が強い。尊敬していたライガの裏切りに激怒していたが、騎士として彼に戦いを挑み彼に敗れたことや、自分の父が騒動の黒幕に加担していると考えたことから、騎士を辞めることを決める。


アレックス

精鋭部隊の一員。ライガの先輩。ジンの代理で全体の指揮を任され、新団長として指名される。長い金髪と緑色の瞳で顔立ちがはっきりしている。普段の生活態度とは違い、堅実で手堅い戦い方をする。また、派手な様子からは察せられないほどの苦労人。サンズ同様に戦場経験者。ジンの様子がおかしいことや自分よりも若い隊員の死に心を痛めている。


サンズ(サンズ・デ・フロレンス):

精鋭部隊の一員。ライガの先輩。硬そうな短い黒髪をして目も黒く、彫が深くて眉が太く骨骨しい輪郭をしている。見た目通り力が強く、騎士団一の怪力を誇る。王都の貴族で父が公爵だが階級意識が無い騎士団を好む。文学青年でロマンチスト。先輩のアレックスと親友。精鋭では数少ない戦場経験者。


リラン:

精鋭部隊の一員。ライガの後輩。アランと双子。長い赤毛をポニーテールにして全部束ねている。瞳の色は茶色で髪を留めている紐の色は赤。アランと二人で「赤蠅あかばえ」と呼ばれるほど戦いにくいと騎士団内で有名。ライガの裏切りにそこまで怒っておらず、少しだけ好意的。兄。単独でブロック伯爵の元に向かう。


アラン:

精鋭部隊の一員。ライガの後輩。リランと双子。長い赤毛をポニーテールにして全部束ねている。瞳の色は茶色で髪を留めている紐の色は黒。リランと二人で「赤蠅あかばえ」と呼ばれるほど戦いにくいと騎士団内で有名。ヒロキが襲撃を受けたことを自分のせいだと責めている。ライガの裏切りにそこまで怒っておらず、少しだけ好意的。弟。リランと間違われ捕らえられる。


チャーリー:

フロレンス家の執事。精鋭部隊に協力的。


キョウ:

鑑目の一族の族長。ライガたちを匿ってくれている。ジンの祖父。


アシ:

隣国の皇国の者。黒髪と褐色の肌、グレーの目をしている。大きい目と大きい鼻が特徴的な顔の造りをしている。小刀を使う。ライガの逃亡に協力的だが、真意が測れず怪しい。ヒロキに剣で追い詰められたことや、彼の剣技に魅せられ囚われている。


イシュ:

隣国の皇国の者。黒髪と褐色の肌、グレーの目をしている。彫が深く、目が細く鋭い。弓を使う。襲撃の際、ミヤビに肩を射抜かれたが、サンズ並みのガタイのお陰で深手にならず、弓も引ける様子。ミヤビを追っているサンズを襲撃するなど、単独行動を助長させる。ライガとマルコムの潰し合いを望み、隙を見てミラを奪おうと画策したが、バレて二人に返り討ちにされ重傷を負う。


シューラ:

隣国の皇国の者。白い髪と赤い目をしている。牙のような八重歯が特徴的。長い刀を使う。襲撃時、マルコムの攻撃を受けて肩と腰の筋を痛めた。彼の攻撃を真に受けたことにプライドが傷ついた様子。


モニエル・デ・ブロック(ブロック伯爵)

皇国との国境を統治する地方貴族。皇国の事情に詳しい。マルコムの父親。三人の息子がいたが、マルコム以外を亡くす。彼を跡取りにするため、アレックスに交渉するなど動いていた。


レイ・タイナー:

元帝国騎士団団長。ライガの父。ジンとの決闘に敗れ団長を退いたが、歴代最強と言われるほどの剣士だった。団長時代は敵国である皇国の大臣と交流を持つなど帝国の命令から反する行動をしていた。現在行方不明。


ヒロキ:

帝国騎士団副団長。精鋭部隊の副隊長でもある。長い濃い茶色の髪で切れ長の目をしている。女性顔負けの端麗な容姿故に飾り物と陰口を言われることが多い。ジンとは付き合いが長い。流れるような剣術で他の騎士に比べて非力だが、目の良さと器用さがあり、確かな実力を持っている。皇国の元大臣の息子。一族の失脚の際、ジンとライガの父に命を助けられた。アシたちの襲撃を受けて死亡。ジンに看取られる。


ミヤビ:

精鋭部隊の一員。隊の紅一点。赤みがかかった金髪で、目はグレーで中々の美人。厚みのある唇がチャームポイント。剣の腕は他の精鋭に比べると劣るが、弓の名手。ライガに片思いをしていた。ライガの裏切りに激怒し、非常に荒れ、暴走していた。ミラを襲ったことをライガに憎まれ、それに耐えられず自死する。


コマチ:

ヒロキの母でヒロキそっくり。皇国前大臣の妻。傾国の美女と言われるほどの美貌を持っていた。ヒロキが見ているところで首を刎ねられ死亡する。現在も皇国の支配層に影響力があるらしい。


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