正面勝負
ジンは何か考えている。いつも何を考えているか分からないが、今考えていることが不穏なのはアレックスにはわかった。
「…俺を王族だからと止めるのか?アレックス。」
ジンはとげとげしい口調でアレックスに行った。
サンズが数人の騎士を連れてマルコムを探しに向かってから、アレックスはジンから目を離さないようにしている。
「団長。団長は…ただ、事態の収束を考えているわけではないですよね。」
アレックスはジンを探るように見た。
今まではこんなこと恐ろしくてできなかったが、今は違う。
ジンはおかしい。
「復讐したいと考えるのは普通だ。事実、騎士団は皇国の襲撃犯の抹殺で動いている。…俺らは協力者や黒幕も考えているがな。」
ジンは口を歪めていた。
「俺もですけど…団長は、他にも何か不穏なことを考えているのではないですか?」
アレックスはジンを問い詰めるように言った。
「俺にここまでものを言うとは…成長したものだなアレックス。と言っても、お前は俺よりもずっと年上だがな。お前は俺よりも長く騎士団にいる。…俺が生まれたころくらいからか?」
ジンはアレックスを見て感心したように見せて笑った。
「あなたには、帝国を守る理由が無い。俺だって察しますよ。」
「は!!」
アレックスの言葉をジンは鼻で笑った。
「考えすぎだ。…アレックス。」
ジンは歯軋りをしながら言った。
夜が明けて、朝日が昇って来ていた。
森の中だが、木の間から日の光が差すとやはり明るい。
マルコムは槍を一本地面に置いた。
彼が持ったのは、一本の槍だった。
「二本で戦うのかと思ったけど…いいのか?」
ライガはマルコムのいつもの戦闘スタイルを思い出して訊いた。
「剣に隙ができる戦い方はよくない。俺は君とずっと手合わせをしてきた。」
マルコムはライガに槍を向けた。
「…俺もだ。」
ライガは、剣に不備が無いか点検し、何度か素振りした。
「きっと、俺が怒り狂っていると聞いたんだよね?…ミヤビの様子からもそう考えていたんでしょ?」
マルコムも同じように槍を点検しながらライガに訊いた。
「ああ。でも、お前は、思ったよりも…」
「怒っているよ。怒り狂っているって言ったよね?」
マルコムは点検を終えた槍を振った。
風圧がライガまで届いた。
「まあ、俺はミヤビとは違う。浮ついた感情で、騎士を捨てるような奴じゃない。…」
マルコムは深呼吸をした。
ライガも剣を持ち、マルコムと向き合う位置に立ち、深呼吸をした。
お互い、目を見た。
マルコムとライガの目が合い…細められ…
「帝国騎士として…倒れるまで、全力で戦う。」
マルコムはライガを見て言った。
「ああ。」
ライガも頷いた。
二人は剣と槍を掲げた。
ライガは息を吸った。
マルコムも息を吸った。
もう一度目が合った。
ライガはマルコムに踏み込み、斬り付けた。
マルコムは体を回転させ避け、肘を締めて槍を振り上げてライガに殴りかかった。
ガキン
ライガはマルコムの攻撃を剣の柄で受け、跳ねさせ、その隙に槍の軌道から体と剣をずらした。
一撃が重い。
ビリビリと手が痺れる。
だが、手を気にしている場合じゃない。
マルコムは膝を槍の回転軸に添えて、軌道を変えた。
ライガは体を逸らして、剣を槍の軌道を予想して、マルコムの腕に向かって撫でるように外側から斬り付けた。
ザリ
マルコムの手に攻撃ができたが、鎧のカバー部分の上からだった。
マルコムはライガの攻撃を受けたことで、持ち手をずらし、体の位置を変えた。
槍の攻撃が治まるので、斬りかかるチャンスだか、ライガも体の位置を変え、マルコムに肩を向けた。
マルコムもライガに肩を向けて、体当たりをした。
ガキン
お互いの鎧がぶつかり、跳ねるとまた二人とも剣を槍を構え、ぶつけた。
ガギン
ライガは息を吸った。
マルコムも息を吸った。
「…ははは…それ…ヒロキさんの技だ。」
マルコムはライガの動きを見て、嬉しそうに、悲しそうに笑いながら言った。
「…そうだ。…直々に教えてもらった。」
ライガはマルコムが久しぶりに笑顔を見せたことに少し安心したが、ライガも笑っていた。
一息の動きの間、油断ができない。
呼吸の乱れさえ、マルコムとの戦いは命取りだ。
動きを見逃してはいけない。
ライガは腕の痺れも、左手の切り傷も気にしていられなかった。
マルコムの軸足が微かに動いた。
ライガはマルコムの懐に潜り込んだ。
ガキン
案の定、斬りかかると鎧の腕で剣の柄を殴られた。
殴られた衝撃を、体を逸らしてかすかに殺し、ライガはまだ斬りかかった。
マルコムは槍の持ち手を逆さにして、素早く槍を回した。
ガゴン
ライガの頭に槍の一部が当たった。
頭が揺れるほどの衝撃だったが、ライガも剣を振った。
ザシュ
マルコムの右頬から耳たぶにかけてを切り裂いた。
血が散ったが、マルコムは変わらず笑っていた。
斬り付けた後の隙を、マルコムは狙った。
槍を片手に持ち、左手でライガの顎を殴った。
バギン
また頭が揺れるような衝撃だった。
だが、ライガは地面に倒れるような速さで屈み、下から槍を剣の柄で押し上げた。
ガギン
マルコムはライガと距離を置いた。
「…ははは…」
マルコムは汗をぬぐうように、パックリと切れた頬と耳から流れる血を拭った。
ライガも殴られた衝撃で頭と鼻から血が流れていた。
「…思いっきりやりやがったな…」
ライガも血を汗をぬぐうように拭った。
「怒っているからね。」
マルコムはライガを睨みつけた。
槍を構え、ライガを見た。
マルコムは槍でライガを貫くことは考えていなかった。
ライガもそれは分かっていた。
「…まだ、始まったばかりだ。」
マルコムは槍を器用に振り回した。
不器用なマルコムという印象が強いライガは少し驚いた。
「だから、一本でお前に挑むんだ。」
マルコムは口調と目つきを変えた。
「…マルコムの怒りモードか…」
ライガも剣を構え、顔から笑みを消した。
マルコムはライガに突進した。
ガキン
ライガはマルコムの攻撃を受け止めた。
マルコムは槍を回転させ、ぶつかった点を軸にしてまたライガに槍をぶつけた。
ガキン
防ぐのが精一杯だった。
さきほど戦ったミヤビとは緊張が桁違いだった。
ガキン
ガキン
何度か攻撃を受けてふと気づいた。
マルコムの考えに。
ライガはマルコムの攻撃を何度かワザと彼の思惑通りに受け止めて、体勢をわざと崩した。
ガゴン
マルコムはすかさず、攻撃の威力を上げて叩きつけた。
地面に槍がめり込んだ。
サンズが好んで使う手だ。
ライガは体勢を崩すふりをして、屈んで動いた。
マルコムの背後に周り、斬り付けようとしたが、そう簡単にはいかず、マルコムは槍を大げさに後ろまで大きく振りかざした。
ライガは後ろに避けようと、下がると目の前にマルコムの槍が地面に刺さった。
槍を地面に固定して、マルコムは背面に高く舞い、ライガの上空を飛び越えた。
武器を手から離して着地して、無謀と思わるが、マルコムはライガの背後に着くと素早く足払いをかけた。
ライガは今度こそ体勢を崩した。
マルコムは足払いついでに、膝を伸ばし、低い体勢で移動して、槍に手を伸ばした。
地面にめり込んだ槍は、マルコムが掴んで肘を曲げても位置が変わることなく、マルコムは槍の位置を軸としてライガに更に体ごと蹴りを食らわせることができた。
ライガはマルコムの蹴りを剣で弾こうとしたが、鎧の為、あまりダメージを与えられないと判断して、回避に専念した。
マルコムはライガの動きを察知し、蹴りの途中で足を地面につけた。
ガゴン
槍を地面から引き抜き、足をつけたところから無理やり立ち上がり、ライガにまた槍を振りかざした。
彼は相変わらずとんでもない身体能力だ。
純粋な身体能力なら、彼が騎士団一番だろう。
それはジンたちも認めている。
ライガはマルコムの槍を弾き、また外側から斬り付けた。
ザク
今度はマルコムの右手に刺さった。
ガギン
だが、ライガの腹に槍の一部が当たった。
「ぐっ…」
あまりの衝撃に息が止まり、周りがスローモーションになった。
マルコムと目があったが、彼は笑っていなかった。
ライガは地面を蹴り、マルコムの腕を膝で殴った。
「う…」
ライガが刺した右手の腕部分に当たり、衝撃の痛みでマルコムが一瞬を顰めた。
「…はあ…はあ…」
ライガはマルコムと距離を置いて、やっと呼吸ができた。
マルコムは刺された腕を軽く振って、彼もライガと距離を取っていた。
かなり殴られてライガは意識が朦朧としているが、マルコムも利き手を刺されている。
どうやら右手がダメになったようで、マルコムは左手に武器を持ち換えた。
ライガは緊張で、唾を呑んだ。
ふと血の味がした。
口の中がかなり切れていることに気付いた。
息も肩でしている。
だが、それはマルコムもだ。
「…やっと、わかった。」
マルコムは武器を構えてライガを見た。
マルコムの顔は、流れる血で汚れているが、それはライガも同じだろう。
「…君が、何を守りたいって言っていたのか…」
マルコムは口を歪めて言っていた。
「マルコム…」
ライガはかつてマルコムと話したことを思い出した。
「どんなに君に聞いても、決して団長になりたいや、なるなんて言わなかったもんね。」
マルコムはライガに突進した。
ガギン
槍と剣がぶつかった。
「お前が、いつかなればいいと思っていた。」
ライガは槍の攻撃を剣で受け止めた。
「なるつもりだったよ」
マルコムは悲しそうに叫んだ。
ガギン
ライガは剣で槍を弾いた。
利き手でないマルコムの攻撃をだいぶ力が下がる。
マルコムは弾かれても足を組み替えてまたライガに向かって来た。
ガギン
今度はマルコムが攻撃する前にライガが斬りかかった。
「君は、ずっと彼女のことが一番だったんだな。」
マルコムは攻撃を受け止め、ライガを睨んだ。
「そうだ!!」
ライガはマルコムを睨み返した。
「…この…」
マルコムは歯軋りをした。
ガギン
マルコムはライガの攻撃を力ずくで跳ね返した。
「裏切り者が!!!」
マルコムはライガに怒鳴った。
「そうだ!!」
ライガはまたマルコムに斬りかかった。
ガギン
剣と槍がぶつかる音が響く。
「開き直るな!!」
マルコムはライガに唾を飛ばす勢いで怒鳴った。
「俺にとっては、ミラが一番なんだよ!!」
ライガはマルコムに怒鳴った。
二人の攻撃がぶつかり合う音が、森に響いている。
「父親の生き方に翻弄されない君を尊敬していた!!」
マルコムはライガに叫んだ。
「俺は、賢く何でもできるお前を尊敬している!!」
ライガもマルコムに叫んだ。
「何もわかってないくせに勝手に尊敬するな!!」
マルコムは首を振ってライガに叫んだ。
「それはこっちのセリフだ!!」
ライガはマルコムに叫んだ。
「騎士として、君との未来を夢見ていたんだ!!」
マルコムはライガに叫んだ。
「俺は、ミラとの未来しか求めていない!!」
ライガはマルコムに断言した。
「知っている!!」
マルコムはライガに叫んだ。
二人は武器をぶつからせながら怒鳴り合っていた。
二人の声と、武器のぶつかる音は森中に響いていた。
複数の騎士に指示を全て行うのは流石にアレックス一人だと骨が折れる。
ジンもやっているようだが、彼の状況を考えるとアレックスがやったほうがよかった。
「アレックスさん。自分たちは国境付近まで行きます。」
数人の騎士が、皇国の国境まで様子見に行くため、連絡しに来た。
「ああ。近くの詰め所を拠点として欲しい。おそらく連絡はもう行っているだろうから、誰をリーダーとするかも決めているから、そっちで指示に従ってくれ。」
アレックスは頭を抱えながら指示を終えた。
一息をつきたいが、ジンの姿が見当たらない。
アレックスは慌てて市場の入り口まで走った。
途中、念のために無理やり馬に乗って向かった。
案の定、ジンは一人で行こうとしていた。
アレックスはジンの前に立ちはだかった。
「…何のつもりだ?」
ジンはアレックスに気付いて、問い詰めるように訊いた。
「こっちのセリフです。団長。」
アレックスは馬から降りて、ジンの前に両手を広げて、止めるように立った。
「…目的を早く達成するためには…」
「団長。俺の予想が正しければ…あなた、やけくそになって、壊せるだけ壊すつもりですよね。」
アレックスは、曖昧だが確信を持った口調で言った。
ジンは口を歪めた。
「あなたは…全部、憎いはずだ。」
アレックスはジンを気遣うように見た。
ジンはアレックスの言葉に諦めたように笑った。
「俺を挑発するようなことを言っていたのは、俺の本心を探るためか…ヒロキみたいなことをするんだな。」
ジンは口を歪めていた。
「…今はここで大人しくしてください。…ライガはどうにか連れ戻して、お宝様も二人とも保護します。」
アレックスはジンに訴えるように言った。
「悪いが…止められるつもりはない。」
ジンは腰に付けた剣に手をかけた。
「…そうですか。」
アレックスも剣に手をかけた。
「俺に勝てると思うのか?アレックス?」
ジンはアレックスの様子を察して、驚いたように訊いた。
「今は、使える手段がこれしかないですからね。」
アレックスは剣を構えた。
ジンはアレックスに呆れたように笑った。
ライガ:
主人公。帝国騎士団の精鋭部隊に所属する。小さいころからミラを守る立場にいた。短い栗色の髪をした茶色の目をした青年。ミラと深く愛し合っており、彼女が絡むことには若干頭に血が上りやすい。ミラと逃げる。彼女に求婚し晴れて結ばれる。父が前騎士団団長で行方不明。
ミラ:
ヒロイン。「お宝様」と呼ばれ、鑑目を持つ少女。真っ黒な髪と真っ黒な目をしている。王子に嫁ぐことが決まっていた。ライガと深く愛し合っており、彼と逃げる。晴れてライガと結ばれる。
ジン:
帝国騎士団団長。歴代最強と言われた前騎士団団長であるライガの父を決闘で破り、最年少で団長に就く。栗色の長い髪を束ねており、瞳の色は顔にかかる包帯のせいで分からないが、色が白く線の細い輪郭をしている。剣の腕はまさに帝国一と言われるほどである。王族の人間だが、王族に対して冷ややか。副団長のヒロキに精神的に依存しており、彼の死に対して、手段を問わず復讐することを決意する。
マルコム(マルコム・トリ・デ・ブロック):
精鋭部隊の一員。瞳も髪も茶色で中性的で幼い顔立ち。オールバックの髪型で、優し気な眉毛とたれ目をしている。国境の貴族ブロック伯爵の息子。槍使いで、顔からは想像し難いほど筋肉質で自分の力に自信を持っており誇っている。サンズに継ぐほどの力がある。普段は穏やかでわからないが、強いものを無条件で尊敬する反面、自分より弱い者に対してはその意識はかなり低い。ライガに激怒していたが、今は何か思うところがある様子。
アレックス
精鋭部隊の一員。ライガの先輩。ジンの代理で全体の指揮を任され、新団長として指名される。長い金髪と緑色の瞳で顔立ちがはっきりしている。普段の生活態度とは違い、堅実で手堅い戦い方をする。また、派手な様子からは察せられないほどの苦労人。サンズ同様に戦場経験者。ジンの様子がおかしいことを心配する。
サンズ(サンズ・デ・フロレンス):
精鋭部隊の一員。ライガの先輩。硬そうな短い黒髪をして目も黒く、彫が深くて眉が太く骨骨しい輪郭をしている。見た目通り力が強く、騎士団一の怪力を誇る。王都の貴族で父が公爵だが階級意識が無い騎士団を好む。文学青年でロマンチスト。先輩のアレックスと親友。精鋭では数少ない戦場経験者。
リラン:
精鋭部隊の一員。ライガの後輩。アランと双子。長い赤毛をポニーテールにして全部束ねている。瞳の色は茶色で髪を留めている紐の色は赤。アランと二人で「赤蠅」と呼ばれるほど戦いにくいと騎士団内で有名。ライガの裏切りにそこまで怒っておらず、少しだけ好意的。兄。
アラン:
精鋭部隊の一員。ライガの後輩。リランと双子。長い赤毛をポニーテールにして全部束ねている。瞳の色は茶色で髪を留めている紐の色は黒。リランと二人で「赤蠅」と呼ばれるほど戦いにくいと騎士団内で有名。ヒロキが襲撃を受けたことを自分のせいだと責めている。ライガの裏切りにそこまで怒っておらず、少しだけ好意的。弟。
チャーリー:
フロレンス家の執事。医者と共に市場に駆けつける。
アシ:
隣国の皇国の者。黒髪と褐色の肌、グレーの目をしている。大きい目と大きい鼻が特徴的な顔の造りをしている。小刀を使う。ライガの逃亡に協力的だが、真意が測れず怪しい。ヒロキに剣で追い詰められたことや、彼の様子から何か思うところが出てきた。
イシュ:
隣国の皇国の者。黒髪と褐色の肌、グレーの目をしている。彫が深く、目が細く鋭い。弓を使う。襲撃の際、ミヤビに肩を射抜かれたが、サンズ並みのガタイのお陰で深手にならず、弓も引ける様子。ミヤビを追っているサンズを襲撃するなど、単独行動を助長させる。ライガとマルコムの潰し合いを望み、隙を見てミラを奪おうと画策したが、バレて二人に返り討ちにされ重傷を負う。
シューラ:
隣国の皇国の者。白い髪と赤い目をしている。牙のような八重歯が特徴的。長い刀を使う。襲撃時、マルコムの攻撃を受けて肩と腰の筋を痛めた。彼の攻撃を真に受けたことにプライドが傷ついた様子。
モニエル・デ・ブロック(ブロック伯爵)
皇国との国境を統治する地方貴族。皇国の事情に詳しい。マルコムの父親。
レイ・タイナー:
元帝国騎士団団長。ライガの父。ジンとの決闘に敗れ団長を退いたが、歴代最強と言われるほどの剣士だった。団長時代は敵国である皇国の大臣と交流を持つなど帝国の命令から反する行動をしていた。現在行方不明。
ヒロキ:
帝国騎士団副団長。精鋭部隊の副隊長でもある。長い濃い茶色の髪で切れ長の目をしている。女性顔負けの端麗な容姿故に飾り物と陰口を言われることが多い。ジンとは付き合いが長い。流れるような剣術で他の騎士に比べて非力だが、目の良さと器用さがあり、確かな実力を持っている。皇国の元大臣の息子。一族の失脚の際、ジンとライガの父に命を助けられた。アシたちの襲撃を受けて死亡。ジンに看取られる。
ミヤビ:
精鋭部隊の一員。隊の紅一点。赤みがかかった金髪で、目はグレーで中々の美人。厚みのある唇がチャームポイント。剣の腕は他の精鋭に比べると劣るが、弓の名手。ライガに片思いをしていた。ライガの裏切りに激怒し、非常に荒れ、暴走していた。ミラを襲ったことをライガに憎まれ、それに耐えられず自死する。
コマチ:
ヒロキの母でヒロキそっくり。皇国前大臣の妻。傾国の美女と言われるほどの美貌を持っていた。ヒロキが見ているところで首を刎ねられ死亡する。現在も皇国の支配層に影響力があるらしい。




