第一五刀 面倒事〜萌ちゃんの委員会日記〜
投稿大分遅れました、すみません!
12で終わると思いきや...
そして不幸にもスーツが...
どうぞ
面倒事を持ってきやがった...
一体どういう経緯で風紀委員会をしめ...もとい統一したのか。軽く説明しよう。
風紀委員会本部
「おい、オメーら。新人だ、可愛がってやれ。」
「「「はい!」」」
「って、姉さん。女ですぜ。本気ですか?」
「こいつはこれでもランクCだ。ちょっとやそっとじゃ死なないはずだ。やっちまいな。」
「ラ、ランクC...!? 分かりました。お前らやるぞ!」
まずさっき鮫島先輩と話していた男の先輩が殴りかかってくる。萌はドアを閉めながら殴りかかる先輩の手を右手で取り右に一回転。そして...
「よろしくお願いします、先輩。」
握手をした。
「あっ...よ、よろしく。」
「アホか!さっさとやっちまいな。」
その声に3人が動く。1人は足払い、もう2人は両腕を拘束しようと掴みかかる。
足払いは体を屈めながら飛ぶ。掴みかかる手は手首を掴み引っ張った。そのまま萌の後ろに放り出され、頭をぶつける。そのまま気絶。足払いした人はその間に蹴りを鳩尾に入れようと構え、足を上げた瞬間...
「遅いですよ、先輩。」
萌は既に前に出てる。これでは蹴ってもたいしてダメージは入らない。それでも蹴りは途中でキャンセル出来ず放たれる。放たれた足を受け後ろに飛ぶ。ように見せかけて足首を掴み引っ張る。態勢を崩された先輩が萌の前にもたれかかりかけたのと同時に首へラリアットをかます。
「さて、先輩終わりですか?それとも、まだ?」
「生意気な転入生だな。」
「さっきのラリアットした人がここで2番目に強いんですよね?1番強い鮫島先輩が来てくださいよ。」
「ふん、つくづく生意気な転入生だ。いいだろう、お前ら手ぇ出すなよ。」
先輩が長ランを脱ぎサラシ姿になる。他の人は教室の隅へ。長ラン邪魔なら着なければいいのに...
「行くぜ。」
一言で空気が変わる。霊力を纏っているからだ。萌も同じく霊力を纏う。
「お前、合気道か柔道の有段者だな。しかも実力は超高校級。何もんだ?」
「何もんだって、言われましても...ただの許嫁ですよ、田中正也の。ちなみに地元の祖父の道場に通ってましたよ。今でも祖父には勝てませんけどね。」
「お前の祖父はさぞかし名の通った武闘家なんだろうな。」
「いえいえ。昔世界大会に出れるレベルだったとか言ってましたけど祖父の記録は無かったのでまあ嘘でしょう。」
「そう...か。うぉら!」
話し中に不意打ち。しかも顔に向けての右上段突き。萌はそれでも関係なく上体をそらして避けながら蹴り上げを見舞う。が、向こうも伊達に風紀委員長を名乗っていない。予想していたかの如く左手で受け止める。
「へー、やっぱり一筋縄じゃいかねーか。」
「先輩もなかなかお強いですね。」
一言会話を交わすと再び素手で撃ち合う。
一時間後
「ぷっはーーー、負けた負けた。」
「いやー、私の勝ちというわけでもないでしょう。」
二人とも大の字で倒れている。周りは呆けている。まああんな動きが見えない戦いはほとんどお目にかかれないから仕方ないね。
「正直おめーとはもうやりたくねぇ。今は勝ってるけどそのうち追い抜かれそうだ。明日から副委員長で通すけどいいな?」
「そうですか。なら先輩に一つお願いしても?」
「大抵なら聞くぞ?」
「風紀委員会の根性を叩き直す係も兼任しても?」
「はっ?なんでそんなことを?」
「しいていうなら未来のためですかね?」
「未来予知とかふざけた能力じゃねーよな。」
「はい。能力は出てませんし…」
「...そうか...」
先輩は深く息を吸い込んで
「オメーら、今からこの一年、桜谷萌は風紀委員会副委員長候補とする。現副委員長は桜谷に職務を教えといてくれ。以上、復唱!」
「桜谷萌を風紀委員会副委員長候補とし、現副委員長は職務を教えるものとする。」
「なお、桜谷には別命を与える。風紀委員の戦闘訓練の教師を任せる。」
「はい!」
「今日の会議はここまで、解散!」
そして、今に至る。幸い怪我はほとんど、というかパッと見はないんだけど...
「...全く...面倒事にならなきゃ良いけど。」
「まあ、それについてはマーくんにも責任あるよ...」
「事前に止めるの忘れてた...」
こうして俺は肩を落として帰宅したのだった。当の本人はスキップして帰ってるんだけどね!
実はここの所ずっとFateにハマっちゃいまして深夜にみっちゃったり...
やっちゃいました(๑>•̀๑)テヘペロ
本当に申し訳ない
さて次回!「目立ちゃった(笑)」です