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現代日本で異世界生活!? 〜歴史が違って何が何やら〜  作者: 生徒会長☆田中
第1章 異世界学園序章
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第一二刀 委員会に入ります〜学校の制度を詳しく〜

次の日

先生から俺(顔が腫れている)にBランク、広人(すごく申し訳なさそう)、萌、琵琶子(不満そう)にCランク、泰氏(俺達を見て不思議そう)にDランクが与えられた。みんなは全身に霊力を纏い刀を出したからだ。言い忘れたがランクにより奨学金という名の給料が貰えるらしい。ランクBだと結構貰えるので泰氏の計画に協力できるかもしれない。泰氏の友人で学校内どころか政府の情報までも仕入れてくる貴族(反対派)中谷恭介によると...

「...田中君には少し悪いけど...。...落ち目だった田中家がいきなりランクBを得たことで他の家がピリついてるから気をつけて。」

との事だ。中谷家は田中家と違い今最も栄えている家で貴族制度反対派筆頭らしい。(泰氏曰く)これを機に仲良くしていきたいなと思い具体的にどんな事が起こりうるのかを聞いておくと

「...金銭干渉、言いがかり、デマを流したり過去にされた例はある。...まあ、田中くんの最も心配してる政治的干渉つまり貴族特権の剥奪とかはないかな。特権は反逆罪以外では剥奪されないから。」

その反逆罪をデマに流されると面倒なんだがな...


さてと。そんな暗い大人の話は置いとこう。

「そう言えば琵琶子...さん。なぜ刀の能力発動出来るのにCランクなんだ?」

「メイドは主人の1歩手前を歩くから...と言うのは嘘で込み入った事情があるんだよ。」

後々言ってたのは神だからあまり目立っては駄目らしい。

「それはそうと給料が出るのか。少し不安だな。」

「一応私達CランクにもBよりかは少ないけど給料が出るって!良かった、これで活動できることが増えたね。」

「うーん。そうかな?やっぱりデメリットもあるんじゃない?学生に給料って変だよ。優秀な人材に目を付けるのは分かるけど金額が大きすぎる。大学初任給を超えてる...」

「広人、貴族家系の大卒初任給はもっと上だぞ。」

「へー、それは知らなかった。田舎出身で庶民に近い暮らしをしてたからね。」

さすが広人。フォローまでぬかりないな。

「おそらくデメリットは物の怪討伐だろう。学生のみ集まった部隊があるんじゃないか、泰氏。」

俺の考えを言うと驚いた顔で泰氏が言う。

「そうだよ。多分これから生徒会の先輩が来るはず... にしても毎回正也の頭の回転の早さには驚かされるな。」

「よせよ、照れくさい。これしか取り柄が無いからな、俺は。」


しばらくして、竹中先生が来る。

「田中、桜谷、永山、八百万、岩貞。職員室に一緒に来てくれ。その他は自習。」

全員がざわめく。まあ、ランクを貰うと生徒会に入る話は周知の事実らしいな。


職員室

「こんなに早く生徒会入りしたのは久々だな。しかも5人同時に。更には1人はBランクときた。今年は豊作だな、竹中。」

「生徒を作物みたいに言わないでくださいよ尾嶋先生。」

「すまんすまん。よし、本題に入ろうか。」

先生方が顔を引き締める。俺達も真剣モードに切り替える。

「岩貞以外は知らないだろうから生徒会の説明から入るぞ。」


生徒会とは...

会長1副会長2書記2会計1庶務1で構成された禁架学園のエリート集団。最低ランクC以上ないと入れない。現在は昨年度の三年生が抜け副会長1書記1庶務1が空席状態。

生徒総会...

各学年、各戦闘分野の主席達で構成される学園の主力メンバー。生徒会の予備軍とされているが分野別に見ると生徒会にも負けず劣らずの強さである。分野としては剣術、柔術、徒手空拳、演算、風紀などと、それらをまとめる会頭がいる。生徒会程ではないがそこそこの権限を持つ。現在、岩貞泰氏が第一学年主席。


「と、まあこんな感じだ。岩貞は一年主席だがどうする田中と変わって生徒会に入るか?」

泰氏が一瞬悩む。が、俺がそれに水をさす。

「泰氏、学年主席のままでいてくれ。そっちの方が俺が動きやすいし引き継ぐ面倒もないだろ。出来れば役職なんか付きたくないがな。」

「そうだね。僕も新しいことを覚えるより正也に生徒会に言ってもらう方がいいね。それと出来る人が出来ることをするのは義務だよ。」

まあ、俺達はそういう建前にしたのだ。例の計画を実行するには学校の権力のほとんどを牛耳る必要があるからな。ちなみに例の計画については後ほど...

生徒会と生徒総会の両方から計画を進めたい。そのためにはもう1人総会側に付いてほしいが...

「そうか田中は生徒会入り決定として他はどうする?生徒総会には人数に限界がないところがあるにはあるが...」

「例えば何処ですか?」

広人がすぐに質問する。先生は少し言う事を渋った。

「...風紀委員会。あそこはあんまりオススメしたくはない。」

「何故です?」

俺も疑問に思った。風紀委員会って服装や素行に問題がある校則に従わない生徒を記録する委員会じゃないか。先生が渋る理由は一体...

「...あそこは風紀委員会という名の問題児の集まりだ。頻繁に問題を起こしたりとまあ入れば全員からは問題児として見られる。ランクはほとんどがCだが才能はある。」

「その問題とは?」

ここに来て初めてスイッチの入った萌が喋る。

「色々ある。暴力、飲酒、喫煙の常習者はもちろん、法に触れないぎりぎりは当たり前、だな」

なんだ、ただのヤンチャ坊主どもか...

てっきり親がヤ〇ザで薬をやってるとかじゃなくて...

「それなら私が行きます。」

おいおいと思うだろう。それが普通だ。

「本当に分かって言っているのか?」

「はい。私は風紀委員会に入ります。」

「俺たちとしてはやめておけと言いたいんだが本人の意思を無下にはできんからな。桜谷は風紀委員会でいいんだな。」

「はい。」

「ならばそれでいいだろう。残りの3人は生徒会副会長、書記、庶務のどれがいい?」

「先生の副会長になれオーラが凄いので副会長で。」

「僕はそうですね... 書記がいいです。」

「では私は庶務で。」

まあ強いやつが上にいて欲しいというのは当たり前だがな。それでも尾嶋先生の副会長やれオーラが半端ない。

「決まったな。今日の放課後に臨時生徒会・生徒総会を開く。集まってくれ。」

「「「はい。」」」

最後は皆で声を揃えた。なんかいいな、これ。

いやぁー、本職が4月に向けて慌ただしくなって参りました。

こちらの都合はどうでもいいんです。

この間リア友と「今なろうで小説投稿してんねん。」という会話をした所、見てくれたらしいんですよ。その感想というかまあ質問があったんですよ。

「この世界って仏教中心?神道中心?」

って...

友人には後々説明するから「乞うご期待!」と言ったんですけどね。出来れば期待なんてして欲しくないものです。

皆さんも質問があればどしどし送っていただけると嬉しいです。


さてと、次回!

「実力主義の委員会!?〜女子って怖いね〜」

です。

女子の底力って怖いですよね、結構。いつも驚かされます。

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