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面会(4)

 金がなければ稼ぐしかない。たとえやりたくない仕事でも、だ。


 人で賑わう繁華街を抜けると大きな交差点にあたる。そこを左手に曲がり、さらに100メートルほど歩くと、薄寂れた雑居ビルがずらりと並ぶ通り道になる。

 どれも似たような雑居ビルであるにも関わらず、一つだけやけに洒落た外観の八階建てのビルがあり、名前はスーパーゴールデンイーストビルディングというらしく、前々からこのビルのオーナーのネーミングセンスは少しおかしいと思っていた。


 そのビルの階段を最上階まで登ると、『ニコニコ法律事務所』というこれはこれですごく怪しい名前の文字が印刷されたプレートが貼られた扉があった。


 結局、また戻ってしまった。もう二度と会わないと決めていたはずなのに。


 僕が扉を三回ほどノックすると、扉の奥から「どうぞ」とやけに透き通るような声が返ってきた。

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