summer summer
恋でも友情でもない誰にも描けない壮絶な物語がそこにある。
犠牲者
救わねばならぬ人。
たくさんの人々を賭けて・・・・。
暑い・・・・。暑い・・・・・。
暑い・・・・。 暑い・・・・。それしか言えない。暑いんだから。
この夏、颯介は地味なむさ苦しい夏を過ごしていた。
コンピューター部の部室は超暑い。
窓は全開きしてるのだけれども・・・。当たり前のこと。風は入らない・・・。
蝉の不協和音な音が聞こえます。
積み重なったダンボール箱、 教科書や参考書が積み重なってむさ苦しい。
数学の2P~3Pパソコンにうっといてって言い残して先輩は消えた。
カノとbarだそうだ。色っぽいカップルだこと。
めんどくさい・・・・。
√・・・・・・。ああああ!めんどい!!!やーめーた。
そのかわりに見るだけでも汗だくになるダンボールの山と参考書の山を片づける事にした。
ガサッ ドバッ バッ バササッ ドン!
生々しいはっきり言うとウザい音だ。
次は参考書だ。
ガバッ ザッ ドッ 『理解が楽しい!参考書①』という本が落ちた。
なんか真ん中のページが膨らんでいる。そこのページを開いた。
『間違えないコツ 田中さんに聞きました』のページ。パササ!
何かが落ちた。丸い石・・・・。
紺色と黒が混ざった石だ。
撫でてみる。
すると・・・・。
ピカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!
続く