純粋な愛への扉
原初の自然点
大きさのない点状の粒子
無限なるものへの扉
気づきそうで気づかない
ささやかな扉
扉を開ければ
きらびやかな光が
渦巻いている
光は無限なるもの
その無限なるものを
人は愛と呼ぶ
喜びだけに満たされて
悲しみがあったことすら
忘れてしまう
憎しみは
なにかの錯覚だったと
気づかされる
愛はそれだけで
充足している
あなたもわたしも
ただ充足する
無限から生まれた
有限なわたしたちは
再び無限へ還る
あなたもわたしも
光になる
原初の自然点
大きさのない点状の粒子
失ったことにすら
気づかないでいる
純粋な愛への扉