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バイト終わりの大学
笑顔の円香に見送られながら上木はバイト先のコンビニを後にする。
今日はこの後、2限から大学の講義がある。普段ならまだ家にいる時間だが、家に帰ると大学に行くのが億劫になりそうだった為、このまままっすぐ大学に向かうことにした。
大学に着いたはいいものの、講義まではまだ小一時間ほどあった為、とりあえず食堂で時間潰しをする事にした。適当な椅子に腰をかけ、先程の自分の言葉に頭を抱える。
「なんであんな事言ってしまったんだろうか…。」
それもそのはずで、ただでさえ夜勤による生活リズムの変化でまともに大学に行けていないのに、今度は早朝のバイトとなるといよいよ留年するかもしれないと考えるのは自然だろう。
それでもこれから先ずっとと言う訳ではなさそうなので、問題を先延ばしにする。




