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みんなだいしゅき 巨大盛り牛丼!(嘘)

まず最初に一言。

今回投稿したページが、別の作品に誤って投稿してしまいまして、申し訳ございません。

あれから数週間経ったが、正直言って飽きた!

食事が全て果物ばっかりになると流石に舌が甘ったるくなって飽きてきたし、下手すれば糖尿病になる可能性が高い。

前世で一回気晴らしに『ダイエット 果物』を検索してみたら果物のダイエットは糖尿病のリクスもあるという事が書いてあったので、これ以上食べるのはよしたほうがいいな。

まぁ龍である俺が糖尿病になるかは謎だが。

うーん、食えるものと言ったら...やっぱ肉は食いたいな。

やっぱ人間(?)が一番食いたいものと言ったら、肉以外有り得ない。

よし、さっそく俺の鱗を剥がし創造魔法で旨そうな肉を...

んー、創造魔法で肉を生み出すのはいいが、一々肉を生み出すために魔法を使うなんてちょいっとめんどくさいな。

...これ動物(生命)も生み出す事ができるのか?

植物も一応生き物の一種だし、案外動物(生命)も簡単に作れるかも。

俺は十数枚の鱗を素材にして、魔法を発動させた。

そしたら素材があったところには、十数匹の美味そうな和牛の群れがいた。

どうやら成功したみたいだ。

これで放牧して増やしていけば美味しいステーキやすき焼きをいっぱい食べられるぜ。

とりあえず今日は1匹を頂くとして、何を作ろうかな?

...そういえば仕事が忙しすぎて牛丼を食ってなかったな。

初めて仕事に入って暫くは会社の近くの牛丼屋で美味い牛丼を食べてきたが、社長が変わってから仕事が忙しくなって牛丼食ってなかったんだよな。

よし、久しぶりに牛丼食うか。





俺はそれから毎度の如く創造魔法で米や玉ねぎ、醤油等の材料を生み出して、さらに尻尾の鱗数枚を鍛治魔法で鍋やらフライパンやら色んな物を作り、さらに鍛治魔法と創造魔法の両方を使って、2つのコンロを作った。

作り方はまず、鍛治魔法でコンロの部品をそれぞれ製造し、そこに創造魔法で生み出した火の魔石をコンロの回路部分にセットし、あとは組み立てれば完成。

ちなみに製造方法は万能図書館(インターネット)で物凄い精密に書かれていたからめっちゃ助かった。

本当にこの万能図書館(インターネット)めっちゃ有能すぎる。

色んな情報がこん中に詰まっているから、たとえわからない事があってもこれさえあれば一瞬で解明できちゃうんだもん(自分の残りのスキルは除く)。

準備も万全なところで早速調理を開始としよう。

実はこう見えて、俺結構料理は得意な方なんだ。

まぁ、最近は忙しさのあまりインスタントに頼っていたが、決して衰えていることはない。

まず米を念力で鍋に入れ、そこに濾過した泉の水を入れ研いでいく。

いやぁ念力マジで有難いわ。

米の感触はあるのに、水の冷たさといった感覚が全くないので、作業がとても楽だ。

研いで白く濁ってきたらその水を捨てて、もう一度綺麗な水を入れてまた研いでいく。

これを数回繰り返して、濁りが無くなったら蓋を閉じ、コンロの火を起こし、炊き上がるまで待つ。

次に牛丼の具を作る為にまず玉ねぎを刻む。

ここでも念力の有り難さが出てくる。

玉ねぎは切ると中にある硫化アリルが刺激されて、涙が出るからめっちゃ嫌なんだよな。

でも念力で玉ねぎを遠ざける事で涙は出ないし、念力は持つことが出来ても非物質だから例え外しても切っちゃう心配が全然無い。

おまけに何個でも浮遊させることができるから落としても地面に落ちる前にすぐに拾い上げることができるから俎板も全然いらない。

玉ねぎを全部切ったら次に先ほど息の根を止めた牛から取った肉を取り出し、薄く切っていく。

切り終えたら、フライパンに油をひき、そこへ玉ねぎを入れて馴染むまで火を通す。

その間に水・醤油・砂糖・みりん・料理酒・和風だしを混ぜてタレを作る。

玉ねぎが馴染んだら、そこに作ったタレを入れて煮立ちさせる。

少ししたらそこに薄切りした肉を入れ、時々出てくる灰汁をおたまで取り除いていきながら中火で煮込む。

ちょうど出来上がったところで飯も炊けたので、丼に飯を盛り、おたまで具を取り飯の上に乗せる。

最後に紅生姜と卵(創造魔法で生み出した鶏が産んだヤツ)をかければ、完成だ。




出来上がったはいいが、俺の巨体と比べてみたら圧倒的に量が足りない。

このまま食べても、腹を満たすどころか足しにもならない。

かと言ってチマチマ作るのも効率が悪すぎる。


ドラゴン「はぁ、体を小さくかこの丼を大きくすることができればいいのにな・・・」


ピコン♪

ーーーーーーーーーーーーーー

|拡大化&縮小化が可能です。 |

|使用しますか?       |

ーーーーーーーーーーーーーー


何かまた新しい機能が出来ちゃったみたいなんだけど。

見た感じ、パソコンの拡大と縮小みたいな感じだけど、実際はどうなるのかわからないからな。

一回これを調べてみるか...





調べてみたところ、この機能は対象を選ぶとそれを拡大させた縮小させたりできる名前通りの機能だった。

しかもこれ、対象は他人やものだけでなく自分も対象にすることができるため、自分の体を大きくなったり小さくなったりすることが出来る様になるんだとか。

つまり狭いところを簡単に通るために小さくなったり、巨大化することでダメージを少なくすることもできるのだ。

因み言うと、念力も機能の一つだとさっき知ったのは秘密だぜ。

というわけで早速自分の体を小さくしてみようっと。


シュルルルル...


たった2秒ぐらいでドラゴンとしての俺の体は丼より小さくなった。

目の前には大盛りの牛丼が立ちはだかる。

さっきまであんなに小さかった牛丼が、俺が小さくなったことで巨大盛りとなっている。

ゴクリ...

俺は羽ばたかせて、目の前の大きい肉に齧り付く。


ガブッ...もぐもぐ


おぅ...自分が作っておいて何だが、メッチャ美味いな!

牛肉と玉ねぎに染み込ませたタレがメッチャよく、さらに生卵と生姜もとても相性良くていい(当たり前だが)。

そして飯にも肉の旨味が入ったタレが入って、めちゃくちゃ美味い。

あぁ...ドラゴンになっても前世が人間であったから、こういう舌に馴染む食事は本当に素晴らしい!

俺は行儀悪く、そして豪快に食っていった。





ふぅ...満腹満腹。

牛丼を食い終わり、俺は調理道具と容器を泉で洗い、材料も全てアイテムボックスに収納させた。

食べ終わった後、拡大で元の大きさに戻ったが満腹度は変わらなかった。

どうやら体に入ってるものも対象の一部となって、拡大&縮小すると同じく拡大&縮小するらしい。

だから俺の中の牛丼もデカくなっているから、満腹のままで戻れる様だ。

よくこう言ったものでは、食い物だけ変わらないと言う設定があるが、これは結構ありがたいな。

なんせこの巨体であんだけの量だと満足できないし、かと言って大盛りを作ろうにも材料が足りなくなったり手間も掛かったりするからな。

これからはこの機能で、自分を小さくするか飯を大きくするかで腹を満たすことができる。

今度はすき焼き食いたいな♪

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