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シノノメナギの恋わずらい  作者: 麻木香豆
第一章

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第一章 おわり

 公園について二人で一気に高台を、駆け上がる。息が切れるよぉ。天気が良くて景色が綺麗に広がる。

 少し前にここで常田くんと二人夜景を眺めてキスをしたんだっけ。

 もしあそこで常田くんを突き放してたら今ここにいたのかな。彼はこの景色に感動してジーッと見てる。彼にはとにかくいろんなものを見せてあげたい。治ってほしいけど、ただ進行を遅らせているだけなんだよね。だからいつか見えなくなるであろうこの世界のいろんな風景を、モノを焼き付けて欲しい。


 まずは年明けの手術、うまくいって欲しいな。


「梛」

「なあに?」

「ここでキスしたときな、僕がキスした後めっちゃディープキスしてきたやろ」

 ……そ、そうでしたねぇ。ほほほ。遊ばれた男に教えられたキスなんだけど。

 でも常田くん、初めてのキスとかいいながらも、そのあとどんどん上手くなってきて……。ああ、昨晩の常田くんを思い出すとドキドキしちゃう。


 今は昼間だし、下の公園で子供たちいるからキスなんてできないだろうだけどもたくさんキスしてキスしてたまらなくなって車でイチャイチャして、いやダァもうまた変なこと考えて。常田くんを変態とか言ったけどわたしの方が変態じゃない。ここでキスは無理、妄想なら自由。


「キスしよや」

「えっ」

 ……軽いキスしただけで少し照れ臭そうに離れる常田くん。そうよね、下に親子連れいるしね。……でも……。


 わたしは常田くんにキスをした。軽くではない。何度も何度も音を立てて抱きしめて。

「な、梛っ……」

 驚く常田くん。下で子供の親が何か話してるの聞こえたけどわたしは無視した。

 常田くんも恥ずかしがり頬を赤らめながら激しく舌を絡めてくれた。


 何度も何度も。二人だけの世界のように、激しく熱く。抱きしめあう。


 ある程度キスして下を見ると子供の親がちらちら見てた。

「やっぱここじゃ恥ずかしいやん……」

「だねぇ」

「だねぇ、やないやろ。でも好きやで」

「わたしも」

 わたしは常田くんにまた抱きついた。このあとはやっぱりイチャイチャコースかな、雰囲気変えてホテル? おうちでもいいけど……。


 わたしの妄想はまだまだまだまだ続く。


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