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もうひとつの原因
向上心を持たない動物たちには、差別は生まれないのか。実は、もうひとつの要因がある。それは、恐怖心だ。相手に恐れを感じる。これも、相手との力関係を自然と比較している。動物であれば、命を守るため、そして、子孫を残すために必ず必要な心である。
恐怖を排除しようとして差別意識が生まれてくる。
「差別やめますか、動物やめますか。」
人は人であるがゆえに差別意識を無くすことが出来ない存在なのである。
差別は人の数だけ存在する。しかし、その基本は少ない。それは人がどんな種類のレッテルを相手に張っているかで決まる。
どうしても無くせない以上は、差別的行動を起こさないために、正しく差別を知ることから始めよう。