第六話
この作品はリレー形式で掲載していきます。
作者 栗原雪
「ご、ごめんね!! でんじろう君!」
「僕の名前は米屋史郎と、何度言ったら分かるんだ!?」
「ごめんね~でんじろう君☆」
「忽那さん、君は学ばないね・・・。すごい人と同じと思えば誇りに思うけど。」
そういって、でんじろう君はメガネを中指でクイッと上げようとしたが、
そのメガネが無い為、静かに手を下げた。
「メガネどうしよ・・・。それ、いくら?」
「2万5000円。」
ええ!?
高くないですか!?
「なんて言ったって、僕のチャームポイントだからね。」
「そう言われましても・・・。」
衝撃のメガネの値段にショックを受けていると・・・
「Don’t mind!!」
この声は・・・?
「そんなことは、気にしちゃダメ。Denjirou☆」
「あ、あなたって、確か・・・」
イエモンちゃんが口を開いた。
「絵美里・バーンズ (えみりー・ばーんず)さん・・・?」
「Yes! でんじろう、落ち込むな♪」
エミリーはでんじろう君の肩をポンと叩いた。
あれ・・・?
何で、さっきから静かなんだ・・・?
私はでんじろう君のほうを見た。
顔が赤い。
え!?
もしかして、エミリーに恋しちゃった!?