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第二話
この小説はリレー形式で掲載していきます。
作者 栗原雪
あれから数日がたった。
まだ傷は癒えない。
そして、あんなに好きだったソフトも辞めてしまった。
今日も学校で翼を見ると胸が痛くなる。
キーンコーンカーンコーン
次は理科の実験だから、理科室に移動しなくては・・・
「ねえねえ、掲示板見た~?」
2人組みの女子が話している。
「見た見た~! あんなの誰も入らないよね~」
何だろう。
思わず、掲示板のところに向かってしまった。
『私立平盆高校 陸上部員募集! 駅伝大会出場目標!!』
妙に胸がざわつく。
ソフトを辞めたんだし、この機会に新しいことをしてみるのも悪くないかも・・・。
アリスは入部届けを手に取り、職員室に向かった。
「先生! 私、駅伝部に入部します!」
「忽那、入部するのか! お前が第一号だな。」
え・・・?
「部員がいなくてな、これから集めてくれないか?」
この先の道のりは長そうだ・・・。