第十二話
作者 栗原雪
第1走者 イエモン・エンジョイ
第2走者 パンダ ・エミリー
第3走者 私 ・でんじろう
合図がなる。
「がんばれ~! イエモン~」
「Fight!! Enjoy☆」
流石に恋する男子パワーは強い。
イエモンはかなり引き離されている。
「アリス、まあ私に任せなさい。」
「頼んだよ。」
先にエミリーがバトンを貰い、走り出している。
エミリーはまあまあ速い。
「頼みます、パンダさん・・・」
ぜえぜえ、言いながらイエモンはバトンを渡した。
「りょーかい☆」
速い。
トラック半周程あった距離がどんどん詰められていく。
しかし、やはり抜かせない。
「アリス! 頼んだ!」
「おっけー」
でんじろうはクラスでも遅い方だ。
いける。
「DENJIRO! GOOD LUCK!」
「ああ、頑張るぞ!」
いつもより速い!?
いや、この距離だったら抜かせる・・・!
あと一歩!!
「忽那に負けるわけにはいかないんだ!!」
「私だって!」
ゴールまであと半周。
「うおおおおおおお」
「え!?」
抜かされる・・・!?
「負けない!!」
ゴールまであと一歩・・・
ドシン!!
「でんじろうくん!?」
「いたたたた・・・・」
驚きながらもゴールをした、私。
「Are you OK?」
「ああ、大丈夫だ。 でも、負けちまったな。」
「優勝景品は無いけど、参加賞はありま~す!!」
「Wow! なんだろ~う♪」
「それは______」




