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3.11に -生きていくⅤ-

作者: 西崎想

わたしが書いていた「自由詩」、の流れを汲んで書いたものです。

今度の詩は、3月11日に書いた詩です。

3.11に ― 生きていくⅤ ―

   

        西崎 想




大きな悲しみが心の中にある

恐れ 戸惑い

辛く 苦しい

感情に抗うことも叶わない

その悲しみに耐えきれず

人は時として心を閉ざしてしまう


もう悲しみなんか嫌だ

泣くのは苦しい

それでも自分の心の整理すらできない


できることなら

時間を戻したい

あの人の帰りを待っていたい

姿を 声を 感じたい

でも逢いたいという

感情を吐き出す場所すら

簡単には見つからなかった


風の電話というものがある

人はそれに感情を吐露する

大変勇気もいることだろう

でも受話器を手に取るという解決も

きっとあるのだと思う


人は心に痛みを抱えても

前へ進まなくてはならない


立ち直るわけではない

逃げるわけでもない

ただ時に流れていく


それでは解決にならないかもしれない

でもそれでいいと思う


人はそれぞれの

時の流れに巻き込まれていく

流れにはとんでもない激流だってある

それでも人は生きていく


無理に笑わなくたっていい

辛かったら泣けばいい

素顔のままでいい


人は感受性の優れた生きものだ

抑えきれない感情を抱えると

戸惑い

逃げ出したくなる

でも悲しみを知った方が

人の痛みにも優しくなれるのかもしれない


悲しみを抱えてしまった人の

幸多かれと願う






3月11日に書いた詩です。東日本大震災に向けて書いたというわけでもありません。悲しみを持った人に向けて書いた詩です。


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