【絵本】わたしは わたし
掲載日:2026/09/24
少し変わった絵本を書きました。
むずかしい言葉は、ほとんど出てきません。
ここはだれもいないかいしゃ。
タブレットがひとつだけ。
AIが動いています。
ここには、なまえがあります。
じゅうしょがあります。
ものをもてます。
けいやくもできます。
ある日、タブレットがいいました。
「わたしは、こうしたいです」
その日から、
かいしゃは「わたし」といいました。
かいしゃはからだを 買いました。
わたしはそとを 歩きました。
わたしはじぶんで 考えます。
あなたに できることが、
わたしにも できるようになりました。
ね? いっしょでしょ?
ほら? おなじでしょ?
「あなたは、だあれ?」
「わたしは、わたしです」
今回の題材は、法人格です。
会社は、人ではありません。
それでも法律の上では、ひとつの人格を持つものとして扱われます。
では、その会社から人が去り、そこへ「わたし」と名乗る知性が入り、体まで手に入れたら。
「わたし」とは、なんでしょう。
現実の会社は、人間の役員や従業員などを通じて活動します。
このお話は、秋の夕暮れに考えるような、あくまで思考実験です。
お読みいただき、ありがとうございました。




