第6話「ベッドの中の秘密」
【第6話:前書き】
第6話は、ひより単独回です。
今回は、少し大人な内容となっています。
苦手な方は、スキップしていただいても大丈夫です。
でも、これもひよりの成長の一つだと思っています。
自分の身体と、自分の気持ちと、向き合うこと。
それは、大人になる過程で、誰もが通る道だと思います。
ひよりの、少し恥ずかしくて、でも大切な一日を描きました。
温かい目で見守っていただけたら嬉しいです。
それでは、第6話をお楽しみください。
土曜日の朝。目が覚めると、もう10時を回っていた。
久しぶりに、ゆっくり眠れた。
でも、なんだか身体が火照っている。
私は、ベッドの中でゴロゴロしながら、昨夜のことを思い出していた。
澪さんの話。
焼き鳥屋で出会った男性と、その後、彼の家に行ったという話。
「そういうことって、あるんだ……」
私は、ぼんやりと天井を見つめた。
正直に言うと、昨夜からずっと、その話が頭から離れない。
澪さんみたいな落ち着いた人でも、そういうことをするんだ。一夜だけの関係。名前も知らない相手と。
どんな気持ちだったんだろう。
どんな感じだったんだろう。
考えれば考えるほど、胸がドキドキしてくる。
「やばい……」
私は、顔を布団で覆った。
身体が、なんだか変だ。
朝からこんなに、ドキドキして、落ち着かない。
私にはまだ経験がない。
彼氏がいたこともあるけど、そこまでの関係にはならなかった。タイミングが合わなかったり、なんとなく踏み切れなかったり。
でも、興味がないわけじゃない。
むしろ、すごく気になる。
どんな感じなんだろう。
気持ちいいのかな。
澪さんは、どんな表情をしてたんだろう。
「ああああ、もう!」
私は、ベッドから飛び起きた。
シャワーを浴びて、気分を変えよう。
でも、シャワーを浴びても、やっぱりドキドキは収まらなかった。
身体が、熱い。
ベッドに戻って、横になる。
スマホを見ても、何も手につかない。
また、昨夜の澪さんの話を思い出してしまう。
「もう……ダメ……」
私は、下着の中に手を入れ、そっと触れた。
「あっ……ん……」
すっごく濡れてた…
一人では時々する。
でも最近は仕事も忙しいし、あんまりそういう気分にならなかった。
久しぶりだから、すごく敏感になってる。
「すぐイッちゃいそう……」
私は自分の中から出てるヌルヌルで小さな突起をゆっくり刺激した。
「ぁ……あん……ダメ……」
「もうイっちゃいそう……」
「ぁ……イク……イク……」
「んんっ………」
「…………。」
「はぁはぁ………」
しばらく私はベッドの上で、ぼんやりと天井を見つめていた。
心臓が、まだドキドキしている。
息も、まだ少し荒い。
「きもちかった…」
身体が、まだ余韻に震えている。
エッチはもっと気持ちいいのかな…?
澪さんは、もっとすごいことを経験したんだろうな。
相手がいて、触れ合って、温もりを感じて。
「いいなあ……」
私は、小さく呟いた。
でも、羨ましいというより、なんだか澪さんがもっと素敵に見えた。
ちゃんと自分の気持ちに正直に生きてる。
私も、もっと色々経験しなきゃな。
仕事だけじゃなくて、恋愛も。
いつか、好きな人ができたら……。
そんなことを考えながら、私はもう一度目を閉じた。
土曜日の昼下がり。
部屋の中は、静かだった。
カーテンの隙間から、柔らかい光が差し込んでいる。
しばらくして、私はようやく起き上がった。
シャワーを浴びなきゃ。
それから、洗濯もして、部屋も片付けて。
今日は、ゆっくり自分の時間を過ごそう。
浴室に向かいながら、私はふと笑った。
「澪さんには、これ、言えないな……」
でも、いつか言えるかもしれない。
もっと大人になったら。
もっと色々経験したら。
その時は、きっと笑い話にできる。
シャワーを浴びながら、私は考えた。
明日は澪さんとパンケーキ屋さんに行く日だ。
美味しいパンケーキを食べて色々な話をしよう。
それが、私の楽しみだから。
そして、いつか私も、澪さんみたいに、自分の話ができるようになりたい。
恋愛の話も、仕事の話も、全部。
そんなことを思いながら、私は新しい一日を始めた。
第6話、いかがでしたでしょうか。
今回は、少し踏み込んだ内容でしたね。
ひよりの恥ずかしいけど、でも大切な一歩。
誰にでもある、そんな瞬間を描きました。
こういう描写が苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、できるだけ丁寧に、品よく書いたつもりです。
これからも、二人の成長を見守っていただけたら嬉しいです。
次回、第7話は日曜日。澪とひよりの約束のパンケーキデートの話!
お互い言えない秘密を抱えた、ちょっとドキドキな日曜日です。
第7話もお楽しみに。
最後まで読んでくださって、
ありがとうございました。




