やっと出会う二人 それでもやっぱりプロローグ・・・?
毎回似たような終わりですいません・・・二人を同時進行させつつうまく繋げられる程度の文才さえないんです・・・あと、会話も絶望的に少ない・・・なんとか違和感がない程に独り言を言わせてはいるものの・・・あたたかく見守ってほしいです、すいません(ToT) 違和感とか、「これはないだろ」って感じの表現とかあったら教えてください!よりよいものにするためにも・・・w 感想とかも、待ってます・・・・・
「ふー・・・。近くで見るとこれまたでかい・・・なっと!」
やっと、目の前まで移動できた。
モンスターっていう物は、デカくなるにつれて索敵などといった繊細な感覚が必要な様々な能力が低下する傾向がある。
このモンスターも例外ではなかったみたいだが、流石に目の前までくると、ばれた。
だがこいつの身体はあまりに大きく、目の前に来たといっても地上において、だ。
それでも俺の接近に気づけたということは、この大きさを持ちながらも並以上の索敵能力がある、または比較的地上に近い、例えば足の裏などに索敵などを行う機関があるか・・・
まぁおそらくは前者だな。
そして攻撃方法は、殴る蹴る、尻尾をふりまわす、デカさにものをいわせてつぶす、ぐらいか。
攻撃方法やどこぞの怪獣のような見た目からして、多分、知能は低い。
だが、ただデカいだけで生き延びられるほどモンスターどもの世界は甘くない。
ここまで高レベルならここに来るまではそれなりの高レベル地帯にいたはず。
そんなところで生きていたのにこんな原始的な攻撃しかできなかったら、まずリンチされて終わり。
だから、高レベルダンジョンのモンスターはだいたいそんな大きくないかわりに知能と戦闘能力は高い。そのために超大型のモンスターは逆に数が少ない。
にもかかわらずここまで成長できたということは、他に何か特殊な攻撃方法、または身を守る方法があるんだろう。
敵の攻撃を加速しつつかわしながらも冷静に分析を行い、これらのことをふまえ、対処は簡単、と結論づける。
それでも油断はしない。
いまのところは対処に苦はないが、保有する特殊能力だけは、攻撃や仕草を観察し続けるもいまだ不明。
攻撃系なら、そろそろ使ってもいいはずなんだけどな・・・。
見た目に反して防御系か・・・? もしある程度どんな攻撃でも防御できる術があるのなら、こんな原始的な攻撃しかできなくてもここまで成長したのもうなずける。
だとすると、それはこちらから攻撃してみないことには始まらない。
そろそろかわし続けるのも飽きてきた。
昔はいちいちこんな解析は行わなかったのに、長く、といっても1年近くまともな戦闘をしてなかったからか、慎重に、悪く言えば臆病になってしまっている。
まぁどんな言い訳をしていようが逃げることはもとより選択肢に含んでいない。
・・・やる。
そう決めた途端、忘れかけていた、全身の血が滾るような、力が身体中をかけめぐる感覚に思わず身震いする。
たった1年ぶりの、それでも確かになつかしい感覚。
俺は全身に溢れる力を感じながら、なぜか攻撃を止めたモンスターに対峙する。
「さて、と・・・一人であんなかっこつけといて、やっとまともな戦いか。久しぶりだけど・・・お前ごときに遅れをとるほど俺は衰えてないと思うぞ? この世界じゃ、たった1レベルの差が天と地ほどの実力差を生むんだ。まぁせいぜい、俺が昔のカンを取り戻せるくらいには奮闘してくれ。手加減は、もちろんな『ズガーーーン!!!』しだ!! って、え!?」
長い台詞を言い、最後の言葉を連ねながらさぁ突っ込もうとしていたサクヤの耳に強烈な爆発音が響く。
それは目の前に立っていたモンスターにものすごい威力の遠距離魔法が直撃した音だった、ということにサクヤが気づいたのはそれから数瞬後のことだった。
ブゥン。
ミナは、強力なモンスターの反応がある場所の近くの座標に転移した。
崖のようになっている所の頂上であり、遠距離から攻撃するためにここを選んで転移したミナは、そこから見えた光景に硬直するのではなく、生理的嫌悪からか脊髄反射で叫んでいた。
「きゃぁぁぁあぁあぁぁぁぁ!!!!・・・な、何よこいつ!!! こんなのあり!!!!?」
あまりの大きさとあまりにグロテスクな見た目にミナの全身に鳥肌がたっている。
おそらく動きやすい服装を選んだのだろう、一枚のインナーにワンピースな格好なため、余計寒気が増しているはずだ。
そして叫ぶと同時にこれまた脊髄反射で即座に遠距離魔法陣を無詠唱で展開した。
ミナがかざした両手の平に、盾をかかげるような形で直径2メートルほどの魔法陣が展開される。
「うーーーーーー!! とにかくロケットランチャー!!!」
ミナが使う魔法は、この世界ですでに発動方法が確立されているものではなく、すべてオリジナルである。
よってミナしか使えないために、名前は、その効果をある程度示せればいいということで、だいたいその魔法を創り出したときのテンションで決まってしまう。
この魔法を創ったときは、何か腹ただしいことがあってむしゃくしゃしていてその怒りをなにかにぶつけようとしてどうしようもないテンションになっていたに違いない。
そしてものすごい密度を持った砲弾が魔法陣の中心からものすごい速度で飛んでいく。
風を切る音をも大きく響かせ、その砲弾はモンスターの顔面に着弾する。
すさまじい爆発がおこり、土煙が敵を覆う。
そして、モンスターがゆっくりと傾いでいき、倒れた。
またもや大きな音と共に土煙が舞う。
「・・・・弱っ・・・ん?」
モンスターの近くを見下ろすと、ぼーっと立っている影が見える。
あの大きさ、あの形はおそらく人間だろう。
「んな、避難勧告出されたでしょう!? なんでまだこんなところに人が!?」
モンスターを一瞬確認する。 と、まだ絶命していない。 どころか、HPバーのまだ半分も減っていなかった。
モンスターの体力をさらに削るよるも逃げ遅れた人の非難が大事だと一瞬で判断し、悪態をつきながらも一緒に来ていたティナに少し大きくなってもらい、その背に乗ってミナは人影へと急ぐ。
次第に明瞭になっていくその人影は・・・
「さ、サクヤ!?」
いきなり目線変わったりします。わかりづらかったらすいません。