第5話 初めての海3
イヴやミルクとその仲間達が、
オーティスのたんじょう日の準備をしていると
とつぜんのトラブルにみまわれて……
対象:小学校四年生位~
読み聞かせやいやされたい人にもおすすめ☆
イヴがそこまで言ったところで、
バタンと食堂車のとびらが開き、
しかめっ面のミルクが現れました。
起きてすぐに部屋を
飛び出して来たのか、
茶色い毛があちこち
向いています。
ミルクが毛にブラシを
かけずに出て来るなんて、
めずらしいことです。
彼女はおはようもなしに、
いかりをおさえた
小さな声で言いました。
「オーティスはどこ?」
ミルクのけんまくに
おどろきはしましたが、
美しい朝をこわしたくないと、
イヴはつとめて
ほがらかに言いました。
「おはよう。
まだ起きていないようだけど、
なぜ?」
するとイヴの後ろから
オーティスが、小さな顔を
ぴょこりと出しました。
その後ろにはオクがいて、
黒いひとみで決まり
悪そうにミルクを
見つめていました。
「あら、
二人とも起きていたの?」
イヴが二人の方を
ふり向きました。
「ずいぶん前に起きたさ」
オーティスはにやにやして、
後ろ足でたれた小さな耳を、
パタパタとかきました。
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次回の掲載は2026年2月18日です。
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