第4話 旅は道連れ29
イヴやミルクとその仲間達が、
オーティスのたんじょう日の準備をしていると
とつぜんのトラブルにみまわれて……
対象:小学校四年生位~
読み聞かせやいやされたい人にもおすすめ☆
「みなさんが
うらやましい。
ぼくも海に
行ってみたいな。
遠くからしか、
見たことが
ないのですよ。
けれど遠くからでも、
海は青が深くて
美しかった。
近くであの
青にふれたら、
ケンさんじゃなくても、
きっとむねが
すっとすること
でしょうね」
「あら、
じゃああなたも、
私達といっしょに
いらっしゃいよ」
生き物が大好きで、
どんな者ともすぐに
打ち解けるイヴが、
そう言いました。
それを聞くとオクは
ひどく喜んで、
旅の仲間に加わる
と言いました。
もしその場に
人見知りの
ミルクがいたら、
知らない生き物と
旅に出ることを
絶対にゆるさな
かったでしょう。
しかしこの時彼女は、
じょうきげんで
おふろに入っていて、
そこにはいませんでした。
「それでは、
おやすみなさい」
おふろから出て来た
ミルクへのあいさつを、
何とか無事に
すませたオクが、
オーティスの待っていた、
もう一つ空いた
ハンモックに入り
ながら言いました。
「おやすみ。
また明日ね」
オーティスは
そう言って、
目をつぶりました。
下からは、
ケンについて話をする、
他のみんなの
ひそひそ声が
聞こえてきます。
しかし彼の
小さなむねは、
無意識に少しずつ、
わくわくと高なって
くるのでした。
新しい友達に、
不思議な月の
おとぎ話。
だんだん旅らしく
なってきたでは
ありませんか!
読んでいただき、ありがとうございます。
次回の掲載は2026年2月11日です。
〇注意:作者がコメント欄を読むこと、
またいかなる場合もコメントへ
返信することはございません。
読者の方のコミュニティーとして
節度ある使用へのご理解に感謝いたします。
〇注意:この作品は 『小説家になろう』、
『カクヨム』、『Novel days』に
同時掲載しております。




