第4話 旅は道連れ22
イヴやミルクとその仲間達が、
オーティスのたんじょう日の準備をしていると
とつぜんのトラブルにみまわれて……
対象:小学校四年生位~
読み聞かせやいやされたい人にもおすすめ☆
オーティスがむねを
ドキドキさせながら
声をかけると、
草むらの動く音がして、
暗やみから真っ黒い
かみをした少年が
出て来ました。
人間に見えましたので、
オーティスとダイは、
思わず「あっ」と
さけび声を上げました。
しかし少年は
にっこりほほ笑んで、
落ち着いた様子で
話しかけてきました。
「そんなにおどろか
ないでください。
ぼくは人間の子
ではありません」
少年はひとみも
真っ黒でした。
それは丸く、
少年は両目を、
なんともかわいら
しくくるくると
動かしました。
「なんだ、
小おにか妖精の
仲間だったんだね。
ああ、びっくりした」
オーティスとダイは、
むねをなで下ろしました。
「でも立ち聞き
して笑うなんて、
ちょっと失礼
じゃないかい」
オーティスに
こう言われると、
少年は首をすくめて、
申しわけなさそうな
顔をしました。
「ごめんなさい。
ここを通りかかると、
とても楽しそうな
話し声が聞こえて
来たものだから。
つい聞き入って
しまったんです」
少年がとてもれいぎ
正しく言ったので、
二人はそれきり彼を
せめる気にはなれなく
なってしまいました。
「ところであなた達は、
月がどうして満ちて
欠けるのかと言う話を
していましたよね。
ぼくはその理由を
知っていますよ。
だからうれしくなって、
さっきは思わず
笑ってしまったんです」
読んでいただき、ありがとうございます。
次回の掲載は2026年1月26日です。
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