第4話 旅は道連れ19
イヴやミルクとその仲間達が、
オーティスのたんじょう日の準備をしていると
とつぜんのトラブルにみまわれて……
対象:小学校四年生位~
読み聞かせやいやされたい人にもおすすめ☆
オーティスは
しんけんな顔で
聞いていました。
「よいことを
だれかにあげて
しまうのを、
おしいとは
思わなかったの」
オーティスが
たずねました。
するとダイは、
少し笑って
言いました。
「いいや、
思わなかったね。
なぜなら生き物は、
それ一人では
生きられない
ようにできて
いるのだからね。
だから、
だれもが自分
一人で完結する
ことはできない。
つまり自分の
ほしい物、
したいことばかり
考えていたら、
生き物は決して
幸せにはなれない。
どこかで、
だれか他の
生き物のためを
思ったり、
自分をあたえる
ことができなければ、
本当の幸せは
やって来ない
ものだよ。
それをあの時、
おみくじが私に
教えてくれたのだね」
それを聞くと、
オーティスは
口もとに手を当てて、
何か考えて
いるようでした。
ダイは相変わらず
あおむけに横になり、
両うでに頭を
乗せてから
言いました。
「ずいぶん星が
出ているね。
とてもきれいだ」
オーティスは
考えるのをやめて、
ダイのように
自分もあおむけで
横になってみました。
「あれ、
星がこんなに
きれいなのに、
月がちっとも
のぼって来ないや」
オーティスが、
目の前に広がる
夜空をながめながら、
不思議そうに
言いました。
「それはね、
まだ月がのぼる
時間が来ていないか、
反対にもう
しずんで
しまっているか。
あるいは今日が、
新月だからだろうよ」
読んでいただき、ありがとうございます。
次回の掲載は2026年1月19日です。
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