第4話 旅は道連れ9
イヴやミルクとその仲間達が、
オーティスのたんじょう日の準備をしていると
とつぜんのトラブルにみまわれて……
対象:小学校四年生位~
読み聞かせやいやされたい人にもおすすめ☆
「じゃあ、きのこさん」
するとオーティスは、
ゲラゲラと小さな
おなかをかかえて
笑いだしました。
「ダメだなぁ!
“きのこさん”だなんてさ。
本当にしりとりが、
得意じゃないんだね」
そこへ荷物を
手にしたミルクが、
階段を下りて来ました。
その下を向いている
小さな耳には、
シンジュの物を真似て
作ったばかりの、
耳かざりが
ゆれています。
「まあ、
オーティスは
ずいぶん楽しそうに
しているのね」
波のような茶色い
毛に包まれた
ミルクの顔は、
ちっとも笑って
いませんでした。
ミルクは、
何かといじわるを
してくるシャロルが、
大の苦手なのです。
「あら、
モカさん。お元気?」
シャロルがいじわるく
あいさつしました。
「私はミルクよ。
ずいぶん前から
知っている
ことでしょうに」
ミルクが、
シャロルの方を
見ないように、
小さな声で言いました。
「雪のような白い
毛なみだったら、
そりゃああミルクって
名乗ってもいい
でしょうけど。
あなたのような
茶色い雑種犬には、
モカって名前が
ふさわしいわよ」
読んでいただき、ありがとうございます。
次回の掲載は2025年12月26日です。
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