第4話 旅は道連れ6
イヴやミルクとその仲間達が、
オーティスのたんじょう日の準備をしていると
とつぜんのトラブルにみまわれて……
対象:小学校四年生位~
読み聞かせやいやされたい人にもおすすめ☆
「ねえ、おばさん。
ひまならぼくと、
しりとりしようよ。
ぼくもうすっかり
準備が終わっちゃって、
手持ぶさたなんだ。
みんなの手伝いを
しようと思ったんだけど、
だれかがケンちゃんを
見張っていなくちゃ
いけないって、
イヴが言うからさ。
それでぼく、
ずっとここにいるんだよ」
オーティスは店の
おくを指さしました。
部屋の角の、
かげになった所に
一つつくえがあり、
ケンはそこに
すわっていました。
彼は左手で
あごを支えて、
まばたきもせず
かべをじっと
見つめている
ばかりです。
シャロルは急に
弱気になって、
後ずさりしました。
この前の冬に、
オーティスによって
めんどうに
まきこまれてから、
すっかり彼のかげを
ふまないように
していたのです。
「あ……あら、ぼく。
久しぶりじゃない。
前にも話したけど、
私はおばさんじゃないの。
イヴやミルクと、
そう年ははなれて
いないからね。
お姉さんなのよ、
分かる?
しりとりって
言ったかしら。
……ええ、そうね。
それもいいけど、
私はポチと
話をしていて、
今はいそがしいの。
ねえ、ポチ」
シャロルはふり
返りましたが、
ポチはもうイヴと
ミルクの荷物を取りに、
二階へ行って
しまった後でした。
うろたえている
シャロルに、
オーティスが
言いました。
読んでいただき、ありがとうございます。
次回の掲載は2025年12月19日です。
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