第4話 旅は道連れ3
イヴやミルクとその仲間達が、
オーティスのたんじょう日の準備をしていると
とつぜんのトラブルにみまわれて……
対象:小学校四年生位~
読み聞かせやいやされたい人にもおすすめ☆
ユニーク号は、
最後の日の光に
照らされて、
庭に長く暗いかげを
落としていました。
二人はそこへ乗りこむと、
オーティスの小さな
旅行かばんが一つだけ、
食堂車に無造作に
置かれていました。
ケンは何の準備も持って
来てはいませんでした。
旅の間、イヴとミルクは
全ての必要な物を、
彼に貸してあげようと
決めていました。
ダイとポチは、
自分達の荷物を置くと、
ユニーク号から
出て来ました。
「ついこの間、
ケンちゃんはこんなに
素晴らしい乗り物を
発明したばかりなのに。
今のケンちゃんは、
前の彼とはまるで
別の犬みたいだね。
海にはどれくらいで
着くかしら。
早く海を見せて、
ケンちゃんに元気に
なってもらいたいな」
黒い丸い目で乗り物の
かげを見つめながら、
ポチがため息をつきました。
「まあ、
そうあせらずゆっくりに。
少しずつ元気になって
もらえれば、
それでいいのだが」
ささやかな風が、
ダイの茶色い短ぱつを
細かくゆらしています。
お日様は、
後もう数分もすれば、
地面にすいこまれて
見えなくなって
しまうでしょう。
ダイは海の力で、
はたしてケンをもとに
もどすことができる
だろうかと、
考えながら言いました。
読んでいただき、ありがとうございます。
次回の掲載は2025年12月12日です。
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