第1話 たんじょう日の準備17
イヴやミルクとその仲間達が、
オーティスのたんじょう日の準備をしていると
とつぜんのトラブルにみまわれて……
対象:小学校四年生位~
読み聞かせやいやされたい人にもおすすめ☆
意外に思った
オーティスが、
たずねました。
ダイは、ゆっくりと
うなずきました。
「それはいったい、
どんなこと?」
「それはね、
オーティス。
君のたんじょう日
プレゼントを、
何にしようかと
言う事なのだ」
ダイは話し始めました。
「私と君はとてもちがうし、
年もずいぶん
はなれているからね。
自分に似た友に
プレゼントをするなら、
自分がほしいと思う
物をあげればいい。
だが今回は、そう言う
わけにはいかないだろう。
私は君によろこんで
もらいたいからね。
それで何を
あげたらいいかと、
ずいぶん前から
考えていたのだよ。
だが、
ちょうどいいじゃないか。
せっかくここで会えたのだ。
教えておくれ。
君はいったい、
どんな物がほしいのだい」
そう言われると
オーティスは、
ふだんは白い顔を、
ぽっと赤くしました。
彼はダイに見られない
よううつむいて、
消え入りそうな声で
こう言いました。
「ぼくね、
何か男らしい物が
ほしいんだ。
ペペみたいになりたいから。
ぼくも最近じゃ、
もううんと大きく
なったでしょう?
だからペペみたいに
ゆうかんになれる、
何かがほしいんだ」
読んでいただき、ありがとうございます。
次回の掲載は2025年9月19日です。
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