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12/26

メリークリスマス‼️

今日はクリスマス!

ということで、作者からのプレゼントだよ!

  《???視点》


 さっき使った【ミスト】。

 あれは1週間に1回しか使えない。

 だけど使うしかなかったと思う。

 し、過去のことを悔やんでも仕方がない。


 あれは、その名の通り、霧を発生させる魔法。

 発生した霧に光があたって乱反射し、追っ手の目を眩ませる。



 でも、普通の魔法は自分の魔力を術式にして発動させるのに対して、今のは精霊たちの力を一時的に借りて発動させる。

 だから、俗に【精霊魔法】等と呼ばれている。


 精霊魔法は強いが、力を一時的に借りる対価として、体力を持ってかれる。


 だから今、私はまともに動ける状態じゃない。


 それでも何とかするにはあれしかなかったと思う。


 でも、これからどうしよう……。


 私は満身創痍、多勢に無勢。

 おまけに【ミスト】もあと30分くらいでなくなる。



 どうしよう……。



  《ユータ視点》


 〔む?〕

 シルバーくんが呟いた。

 途端に、霧が出てきた。

 〔主、お気をつけ下さい〕

 〔どうした〕

 〔この霧、ただの霧ではありません〕

 隣の子(あとで聞いたら副ボスだった)も口を挟む。

 〔これは、精霊魔法です〕

 〔なんだ、それは〕

 〔言葉の通り、精霊の力を借りて発動させる魔法です〕

 と、シルバーくん。

 〔ただ、あまり乱発できるものではないので、切羽つまったものの仕業でしょう〕

 〔では、霧の中心にいってみようか〕



 〔は〕

 〔こちらです、我が主〕



  《追っ手の副リーダー視点》


「………霧か」

「のようです、隊長」

「仕方ない。皆に休憩を伝えよ」

「御意」


「おい、お前たち!霧が晴れるまで一時休憩だ!」

「「「「「へい!」」」」」


 俺たちは今、とある人を追っているんだが。

 逃げ足がものすごく速い。


 お陰で、こんな森まで追っかけてくるはめになっちまった。

 はじめは3日て帰るつもりだったのが、今日でもう一週間だよ。

 全く、早く帰りたいぜ。


「副隊長、ちょっといいですか?」


「なんだ」

「今、我々のなかでこのような遊びが流行って」

「結構だ」

「そんなこといわ」

「だが断る」


 若干喰いぎみに答える。

 以前にも誘われて参加したらとんでもない目にあったからな。

 もう勘弁。


「そうですか、残念です。気が向いたら声かけて下さいねー」

「安心しろ。声などかけん」

「待ってまーす」







 おっ、霧が引いてきた。

「隊長、霧が」

「うむ」

「出発しますか?」

「しよう」


「おい、お前たち!霧が引いた!出発するぞ!」

「「「「「へい!」」」」」



さて、これから僕は彼女とデート(嘘)

彼女いないんです……。


ぼっちな皆は本作を拡散しまくろう!

リア充な奴はカレカノに紹介だ!


ということでいい日を。

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