偵察
本日2話目!!!
《???視点》
「はあっ、はあっ」
走る。
走る。
走る。
とにかく走る。
「どこだー!」
「こっちいったぞー!」
撒けない。
さすが、騎士隊。
このままじゃ……。
「「【ウォーターボール】!」」
2人かな。
音と気配からして、5時と7時の方向。
「はあっ」
前転して避ける。
もうすでに服は汚れ、擦り傷、切り傷が沢山できていた。
おまけに持ち物はほとんどない。
このままじゃ埒があかない。
しょうがない。
「使うよ」
不安はあるけど。
不安しかないけど。
「水よ、氷よ、水蒸気よ。精霊達よ、力を。目を眩ませ。【ミスト】」
これで一時は何とかなった。
けど……。
《ユータ視点》
ふう。
なんかここ数日で賑やかになったなー。
でも、端から見たら威圧感凄そう。
スライムにオオカミにオオカミにオオカミだもんな。
俺だったらぜってー近づかない。
感じ悪いもん。
〔よろしいですか、我が主〕
〔なんだ〕
シルバーくんがテレパシーで話しかけてきた。
珍しい。
あんまり話しかけてくるタイプじゃないから。
〔偵察の報告です〕
説明しよう!
偵察とはオオカミくんたちが自主的に始めたものである。
いわく、なんか仕事したいらしい。
で、あくまで自主的に偵察に回ってるらしい。
でも、偵察の結果教えてくれない。
というか、いつも〔異常なし〕で終わるからよくわからない。
〔なんかあったのか?〕
〔実はこの付近に何やら大勢の人がいるようです〕
〔珍しいな〕
〔その者たちは人を追っているようです〕
〔人?〕
〔はい〕
〔ふぅん〕
事件の予感。
いってみよ。
〔どこ?〕
〔こっちです〕
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