始まりの章 1話 異世界転移
主人公,邦枝 拓真は会社に行き仕事をして帰る日常にうんざりしていた。そんな中ある日の仕事終わりの夜パソコンでニュースを見ていると,【異世界転移用魔法】という書き込みを見つけ,つまらない日常に少しは面白い事を,とその書き込み通りに呪文をとき,異世界に転移してしまう物語。
転移した際一つの剣をもらい女神から「剣と共に強くなり,この世界を救って下さい」と言われ主人公邦枝 拓真。彼は女神から出された使命を果たすことはできるのか。
君たちは異世界を信じるだろうか,俺は信じてはいなかった。だが俺はあの日以来変わってしまった。
「行ってきまーす!っても誰もいないか」
俺の名前は邦枝 拓真,25才,ごく普通の会社員だ。その日も朝早く仕事に行きいつも通り仕事する。そんな当たり前の日々,もう心のどこかでうんざりしていた。夕方,仕事を終えていつもの帰り道を歩き,途中のスーパーで買い物をし,クタクタになりながら自分が住んでいるアパートに着き,お風呂に入り,ご飯を作り食べる。そんな日常,何か事件が起きることもなく,見る世界が変わるほどの嬉しさもなく,俺は唯々この人生に嫌気がさしていた。その日の夜,いつものように部屋を暗くし,パソコンでニュースを見たり色々不思議に思ったことを検索していると,ある奇妙な書き込みを見つけた。その内容は,『異世界転移用魔法』と大分厨二病臭い内容だったが,俺は興味本位でその書き込みの内容を試してみた。
「我は邦枝 拓真也,我この世の真理を嫌うもの也,汝この問いかけを聞いたなら我を異世界に転載さしたまえ。」
言い終わり恥ずかしさのあまり両手で顔を埋めていると,窓は開けていないのに少しの風を感じた。おかしいなと思い手を顔から話すと,真っ暗に包まれていた部屋から青い光が無数に飛び回っていた。俺は,パニックになり座ってはいられずになり,思わず立ち上がった。青い光はやがて,赤と緑色の光も混じりその光たちが俺の頭上と目の前をグルグルと猛スピードで回っている。光の下には風の壁があり出ることができない。風の壁を叩いていると,美しい女性の声が俺に,訴えてかけていた。
「あなたの願い聞き届けた。私は転生の女神サリアーム,今からあなたを異世界に転生します。」
「ちょっと待ってくれ!異世界転生?こんな格好で?俺はどうすればいいんだ!?」
「そのことは,向こうに着いたら教えます,今は転生まで少し待ってください。」
そう言ったっきり声は全く聞こえなくなった。俺は,恐怖とこれから起こることにワクワクもしていた。その瞬間,目の前が真っ白になった。光が弱くなり,恐る恐る目を開けて見るとそこには1つの大きな大樹があった。その木を眺めていると,またあの美しい女性の声が聞こえてきた。
「あなたの異世界転生が終わりました。ここは【緑の都マリーサ】の御神木の真下です。」
「マリーサ?俺はこれからどうすればいいんだ?」
「あなたは今から私が渡す剣でこの世界を救ってください。それがあなたに与えられた使命です。」
「ちょっと待ってくれ!世界を救う?俺は剣も握ったこともない
まだ続きは書き途中なので書き終わり次第載せます。