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「後宮に?アルティナ様が?。」

マーサはティータイムのグッズを置いてそう言った。私は頷く。

「ええ。そうなのよ。」

呆れた様に話す私に対して、

「素晴らしいことではありませんか!。」

まるで自分のことのように嬉しそうに話すマーサ。

「嬉しくないのよ・・・。」

はあ、とため息と吐いた私を見て、マーサは首を傾げた。

「何故ですか?。」

「後宮何て悪い噂が絶えないじゃない。途中から入ってくる人を見逃すわけがないでしょう。」

「そうですね・・・。」

マーサは難しい顔をして頷いた。

「階級制度も乗り切れる気がしないし・・・。」

2人して大きなため息を吐いた。

「まあ、言ってみなきゃ分らないですから!。」

フンッと頬を染めてそう言ったマーサ。

「そのやる気を分けて欲しいわ。」

本日何回目かのため息を吐いた。

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