アリサに異世界を教わる
俺は今、街の中の噴水のほとりに座っている。
アリサと呼ばれていた女が、ここに連れてきて冷たい果実水とたこ焼きを買ってくれた。
食べたら、たこ焼きの中はたこじゃなかった。何かの肉だ。
「落ち着いたかしら?」
俺は小さい女を見て、
「なあ?」
「ありがとう」
「・・・へ?」
「何かをしてもらったらありがとう。当たり前でしょ?」
「あ、ありがとう」
「良し」
アリサと呼ばれていた幼女は笑った。
アリサは黒目で、肩までストレートに伸ばした黒髪、ちょっと毛先が外に跳ねている。
顔は美少女と言っても申し分なく、日本人顔と言うよりも北欧系に感じる。幼女なだけに、ロシアの妖精って感じだ。身体は細く、胸はこの身長に比例した感じだ。ないわけでもなく、主張が強いわけではない。Bカップぐらいか。
脚は細く、膝丈の黒いローブを着ていて、ローブの両サイドは腰までスリットが入っている。角度によってはパンツが見える。
「・・・あんた、その目線なんとかならないの?まさか皆にそんな目付きで見てたんじゃないでしょうね?」
「ご、ごめんなさい」
「ふん、まあいいわ。あんた日本人よね?いつ来たの?」
「昨日・・・」
「昨日?」
アリサは俺を疑うような目付きをする。
「ああ」
「昨日来て、魔物はどのくらい倒したのかしら?」
「えっと・・・、たしかゴブリンが8匹とウサギが3匹かな?」
「たった・・・それだけなの?」
「それだけって、これでもすげー頑張ったんだよ!」
何かアリサは驚いた表情をしている。
「そう・・・頑張ったわね・・・」
「なあ、アリサさん?はレベルいくつなんだよ」
「10よ」
「10か、ならあと4つだな」
名前 ヨシト=カキザキ
種族 人族
年齢 21
称号 勇者を選びし者
レベル 6
STR C VIT D
DEX C AGI C
INT D MEN E
CHA E LUK C
スキル
成長促進C ラケット
確認してみたら6になってた。だけどステータスはあまり変わらなかった。
アリサは俺の隣に座っていたのを、俺の前に立った。
「これから私が冒険者の生き方を教えてあげるわ」
「あ、えっと・・・」
「・・・あんたコミュ障なの?その話し方止めてよ」
「ご、ごめん!向こうじゃこんなんじゃなかったんだけど、誰にも相手にされなくて、だんだんと・・・」
「そう、まあいいわ。しばらくは一緒に行動してあげるから、感謝しなさい」
俺はいきなりの提案にびっくりした。同時に邪な考えが浮かぶ。
「・・・だけど俺はスキルが少ないけど?」
「私が鍛えてあげるわよ、私と組めば実入りがいい依頼を受けれるわよ?」
「そんなことが?」
「ええ、私がCランクだからBランクの依頼まで受けれるわ」
「・・・勝てるのか?、いや、一緒にいてくれるのか?」
「・・・とりあえずはDやCの依頼を受けて様子見ましょ。一緒にいるかどうかはあなた次第よ」
俺たちはギルドに戻った。
◇□▽◇□▽アリサ視点◇□▽◇□▽
俺は今、街の中の噴水のほとりに座っている。
「落ち着いたかしら?」
(こいつ、人に物をおごってもらってお礼さえ言えないの?21でしょ?本当くずね)
「なあ?」
「ありがとう」
「・・・へ?」
「何かをしてもらったらありがとう。当たり前でしょ?」
「あ、ありがとう」
「良し」
(だけど、こいつは使えるわ。やっと探していた人材を見つけたんだもの。居なくなられるわけにはいかないわ)
アリサと呼ばれていた幼女は笑った。
アリサは黒目で、肩までストレートに伸ばした黒髪、ちょっと毛先が外に跳ねている。
顔は美少女と言っても申し分なく、日本人顔と言うよりも北欧系に感じる。幼女なだけに、ロシアの妖精って感じだ。身体は細く、胸はこの身長に比例した感じだ。ないわけでもなく、主張が強いわけではない。Bカップぐらいか。
脚は細く、膝丈の黒いローブを着ていて、ローブの両サイドは腰までスリットが入っている。角度によってはパンツが見える。
(こいつなんなの?人を見定めるような目でみて・・・あっ、スリットを覗いてる。バレないと思ってるのかしら?)
「・・・あんた、その目線なんとかならないの?まさか皆にそんな目付きで見てたんじゃないでしょうね?」
「ご、ごめんなさい」
「ふん、まあいいわ。あんた日本人よね?いつ来たの?」
「昨日・・・」
「昨日?」
(昨日って・・・・・・一体どれだけの魔物を倒したのよ・・・たった1日で6なんて、あり得ないわ)
「ああ」
「昨日来て、魔物はどのくらい倒したのかしら?」
「えっと・・・、たしかゴブリンが8匹とウサギが3匹かな?」
「たった・・・それだけなの?」
「それだけって、これでもすげー頑張ったんだよ!」
(うそでしょ?・・・成長促進CはAとBの30%しか効果がない代わりにパーティーメンバーにも効果がでるはずだわ。Cでもこの速度なの?)
「そう・・・頑張ったわね・・・」
「なあ、アリサさん?はレベルいくつなんだよ」
「10よ」
「10か、ならあと4つだな」
(簡単に言ってくれる・・・私が今までどれほどの魔物を殺してきたと思ってるの?100や200じゃきかないのよ?でも・・・これなら私も最強の魔法使いに・・・・・・、やっぱりこいつを絶対に手放してはダメだわ)
「これから私が冒険者の生き方を教えてあげるわ」
「あ、えっと・・・」
「・・・あんたコミュ障なの?その話し方止めてよ」
「ご、ごめん!向こうじゃこんなんじゃなかったんだけど、誰にも相手にされなくて、だんだんと・・・」
「そう、まあいいわ。しばらくは一緒に行動してあげるから、感謝しなさい」
(だけど、こいつ絶対エロいこと考えてるわ。目線がイヤらしいのよ!顔、スリット、胸、スリット、脚、スリットって視線が動くし!!!下手したらハーレム1号とか考えててもおかしくない・・・気を付けないと・・・)
「・・・だけど俺はスキルが少ないけど?」
「私が鍛えてあげるわよ、私と組めば実入りがいい依頼を受けれるわよ?」
「そんなことが?」
「ええ、私がCランクだからBランクの依頼まで受けれるわ」
「・・・勝てるのか?、いや、一緒にいてくれるのか?」
(キ、キモッ!、何よ、一緒にいてくれるのか?って!やっぱり私をハーレム1号としか見てないわね・・・・・・あーもう、なんでこんなキモ男が成長促進Cなのよ!!!、これは細心の注意を払わないと・・・森で襲われかねないわ・・・)
「・・・とりあえずはDやCの依頼を受けて様子見ましょ。一緒にいるかどうかはあなた次第よ」
私はキモ男を連れてギルドに戻った。