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東方 伝神録  作者: 博神幽牙
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プロローグ

初めましての方は初めまして、別の作品を読んでくれた方は御久し振りです。フランです。今回は新しく東方の二次創作を書いて行こうと思います。拙い文章ですが、宜しくお願いします。

8月9日午後1時、その日は今年の夏の中で最も暑いといわれる猛暑だった。大学はもう夏休みに入っていて数人の教職員しかいない。今日、私は親友の霧雨魔理沙(きりさめまりさ)に呼ばれて眠い目を擦りながらやって来たのだ。今時珍しい部活?である。名前は幻想研究会(げんそうけんきゅうかい)という。メンバーは私と魔理沙の二人だけ。因みに学校に報告はしていない。まあ、内容を話したところで信じては貰えないだろうが···。

暫く校内を歩いているといつもの部屋が見えてくる、理科室だ。大学なだけあって異様に広い。その為、第一校舎から少し離れた第二校舎に位置する理科室を夏休みに訪れようとする人はまずいない。

中に入ってもそこに人はいない。しかし、奥の理科準備室へ続く扉がほんの少し開いていた。実を言うと今日呼ばれた理由は大体想像出来る。どうせいつもの活動だろう。扉を開けるとクーラーで冷えた風が髪の間を抜けていく。部屋の奥まった場所にベットが二つ並び片方には魔理沙が眠っていた。隣のベットの上には一通の手紙が置かれていた。

「手紙?」

"霊夢へ

 私は先に行ってるゼ!お前も早く来いよ。いつもの場所で待っている。

魔理沙"


「まったく、少し位待ってなさいよ···。」

ため息が出てくるがいつものことである。待てと言っても聞かないのが魔理沙という人間だ。

「仕方ない。あまり待たせると後が面倒だわ。」

霊夢は胸ポケットから一枚のカードを取り出した。このカードを私達は”スペルカード”と呼んでいる。これは魔理沙が造ったのだがこれが中々凄い代物である。これを身に付け眠るだけで異次元、別世界へ行けると言うのだ。最初は私も疑ったが一回二回と使っていくうちに疑うことすら忘れていた。

「それにしても暑いわね~。戻ってきた時には汗だくかしら」

胸元を緩めるとカードを手にベットへ倒れこんだ。目を閉じカードを握る力を強める。正直、原理等は全くと言って良い程分からないし、これからあの世界で何をするかも決まっていない。でも、分かっていることもある。

私は力強く叫び己の魂を理の外側へ翔ばす。

「神霊・夢想封印」

**********

お疲れ様でした。如何だったでしょうか?一番最初なので少しの設定と前置きだけですが、これから少しづつ物語が動き出すのでもし良かったらついてきてくれると幸いです。

次回 ~空飛ぶ巫女~


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