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帰省

またあの時の夢か・・・と思い、あれから7年経つんだな、嫌な記憶がよみがえりすごく切ない気分になり思わず、

「ハァ〜」

とため息をついた。


その時、ポーンとサインが鳴り、機内アナウンスが始まった“Ladies and gentlemen.~”「ふ~」やっと着いたかと思いつつ、シートベルトを締め直し、睡眠中だった時にメモがシートテーブルに貼ってあった、機内サービスを最後にCAに伝え、コーヒーを貰いボーっとした頭をすっきりさせ到着準備を済ませると、丁度機体が着陸準備に入り逆噴射のGが身体をシートに押し付けた、何回乗ってもこれだけは慣れないなぁ〜、と思いながらも飛行機は関西国際空港に到着した。


約1時間以上かかって、入国手続を済ましやっとの想いで、到着ロビーからJRに乗るため、にぎやかなショッピングエリアをぬけ、JR関西空港駅へつづく通路に向かった。

通路の窓から外を見ると、さすがに20:00を越えると夏とはいえ辺りは真っ暗になり

遠くに見える大阪港の明かりがキラキラと幻想的に見えて、ふと帰ってきたんだな〜と実感がわいてきた。


やっと7年前まで住んでいた、マンションに到着し誰もいない部屋に入った。

いつ日本に帰って来てもわざわざ住む所を探さずにすむからと父親が売らずにそのまま残していてくれた。



玄関を開けまっくらな部屋の電気のスイッチを入れ、そして、固まった。


時計の針が、7年前と同じ時間を指して止まっているようなそのままのリビング・・・。

キッチンもそのままきれいなままだった。


自分の部屋に入ると・・・

机の上には、小学生だった自分のお気に入りのコップ。ホコリひとつ無い棚の漫画たち。ベッドの上には、入学式のときに着ていた中学の制服が脱ぎ捨てたまま置かれていた。


——全部、7年前のまま。


自分がいない7年間、この部屋だけが時を止めていた。物ひとつ動いていないけど、ホコリもない。


「……まじかよ」


無意識に口から出た。自分の部屋が“保存”されていたことに、なぜか怖さすら感じた。けれど、それ以上に、胸の奥のどこかがぎゅっと熱くなる。

ずっと自分の帰りを待ってくれていた空間。自分の「居場所」が、何も変わらずそこにあるという事実。

静かな部屋で、少しだけ涙が出た。


かなえおばさんに感謝しないとな、親父が日本に帰った時もすぐ生活出来るようにかなえおばさんに家の管理をお願いしてたみたいで部屋は、ちり一つ落ちてなくきれいに整頓されていた。


一息ついて、とりあえず、さっきコンビニで買ったサンドイッチを食べ、シャワーを浴びベットに入った、目を綴じるとここ数日のどたばたを思い出し思わず涙が出てきた。

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