第1章の始まり
日常を
なんで…こうなったんだろう。
こんな惨い世界 何故こうなった。
周りは砂埃とで視界が覆われる
その先には見に覚えがある姿。
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9月13日
「わがともよ〜〜きいてくれよ〜」
眠っていた。居眠りをしていたらしい
「ごめん真尋寝てた…」
話をかけてきてくれたのは小学の頃からの親友
結城真尋
みんなに優しく人と話せばすぐに仲良くなれる奴だ
責任感が強くふざける時と真剣になる時ちゃんと分けれる
こんな陰キャ臭い僕にずっと話しをかけてくれる大事な親友だ
高校生活
3時限目終わりの5分休みのようだ。
「裕と授業違うからほんとに退屈だしさ〜周りの子は仲良くしてないからさ〜」
裕とは僕のことだ
僕は小林裕ほんとに平凡な人間だ
「真尋くん、ほんとに裕くんの事が好きだね」
彼女は尊。天乃尊 僕とは幼なじみで家がお隣さんだ
僕は彼女に好意を持っている。
「そりゃー当たり前だろー裕以外の子とは全然遊んでないんだし〜」
真尋は俺が他に遊ぶ人がいないと思って気を利かせて話をかけてくれているのだろう
「そろそろ5分休み終わりますよ皆さんー席に座ってくださいー」
先生だ。
「まっちゃんー!」
クラスの女子生徒が響輝先生をあだ名で呼ぶ
松坂響輝先生僕らの担任だ
「では授業を始めますよ〜皆さん気立ー」
皆が椅子から立ち始めたと同時にいきなり光り始めた
その瞬間…
体に少しの痛みと光により目を開けれない状態となった
少し頭がぼやぼやする。
気を失ってしまった
暗い中ガヤガヤと音が聞こえる…
視界がぼやけ少しずつ焦点が合う
見たことない場所だ 外国の建物か
周りには見知る顔が数人知らない人が数十人
見知る顔はクラスメイトだ真尋
尊 響輝先生
クラスメイト多数
授業に参加していた面々だ
見知らぬ顔はイギリス人顔の様なつらつきだ
皆は戸惑い騒ぎ立てるクラスメイトもいる
先生はそれを止めて皆をなだめた
しばらくするとイギリス人顔の人が喋り始めた
何故か通じる。日本語ではないのに頭から直接翻訳されている感じだ…頭が痛くなる。
「いきなりで困惑するのも仕方がない。聞いてくれ。私の名前はカルレイ・コルシュこの神聖たる教会の神父を務めている…」
いきなりの自己紹介に僕たちはさらに困惑した
「一体ここはどこなんですか??」
先生が聞くと
「ここか、ここはビシュラニ王国。
諸君らにこの世界へと転移させてもらった」
ビシュラニ王国…?そんな国聞いたこともない…
みんながガヤガヤし始めた
次の言葉に僕たちは絶句した…
「君達に来てもらったのは我々の協力をしてもらいたくて転移させてもらった
我々の宿敵である魔王軍を根絶やしにするのを協力して欲しいのだ」