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魔法少女からは逃げられない。何処までも追ってきた魔法生物のマスコット【7】

魔法少女の教育は普通の教育とは違う。

秘密と言う訳ではないが選ばれた少女達の扱いは特別だ。

小学校入学前に選別された特別な少女達は、

国指定の全寮制の学校に強制的に入学させられる。

まあ適正があった事に喜んで報奨金等も貰えるから親も喜ぶし、

エリートとして育てられる事が確定しているから拒否する事は基本ない。

それでもごく限られた特別な血筋の方々は多額の賠償金?を払って、

その学園に娘を入れる事を拒否するのだからお察しする所ではある。

引退した子からもその教育の詳細を話す人はほとんどいない。

というより語り手となれる経験を積んだ引退者は表に出てこない。

忘れたいんだろうという事は理解できた。

小学2年生になるまでは楽しい魔法の基礎知識が組み込まれた普通の授業が行われ、

3年生になると生涯の戦友を手に入れるのだ。

魔法生物が彼女達に与えられる訳だ。

その魔法生物とは引退まで人生を共にするのが普通で引退した魔法少女は基本、

魔法生物を所持していない。

考えるまでもなく、

魔法生物は「長いお散歩」に出てしまうからだと思うが魔法生物がいなくなるから、

戦えなくなるのか?

それとも魔法生物がいなければ戦う資格を失うのか解らんが魔法少女と、

魔法生物は1セットで絆を深める訳だ。

そして二人で魔法少女生活を始めると優しくて楽しい世界を彼女達に更に刷り込み、

洗脳教育じみた事を行うみたいだった。

「皆の街を守るため」体を盾にしながら戦う事を覚えさせられるんだろう。

そして5年生になる頃4人一組のチームみたいなものが編成されて、

いよいよ仕上げが始まる。

仲間との連携を覚えて戦いの基礎を完成させるのだ。

そして中学に上がると4人一組の編成で「守るべき市民」を見る為に、

各々の地方の中学校に入学する。

まあ入学する中学校はもちろんその区画で一番優秀なエリート学校。

その学校で3年間の実践を積んだ魔法少女達はそこで今度は一人で進む先を決める。

各々の進みたい高校を決めて、そしてその地方で戦いを繰り広げるのだ。

高校3年間を無事魔法少女として勤め上げた後はその後は国に支援を受けながら、

魔法少女が足りない地域で戦うのだが…

二十歳を超えて戦える魔法少女はいない。

もう高校を卒業した辺りで体はボロボロになっている。

そして戦えないほどに傷ついた体で余生を過ごすのだ。

ほとんどは家庭に入って穏やかな生活を希望し相手を見つけて結婚してしまう。

普通には生活できるからまだいいが激しい運動はダメになって、

病弱な体になってしまっている場合も多そうだった。

生きていく金は国から支給されるしひとり身だって問題は無いが、

ほとほと楽しい人生か?と問われれば疑問が残るほどには、

苦しい人生じゃなかろうか?

けれど異世界で発掘作業、資源確保を続ける以上魔法少女は必要で、

絶対に無くせない事だからまぁ、なし崩しで続いて行くんだよねぇ。

俺には関係ないエリート様の人生なので…

目の前の光景が信じられなかった。


魔法少女しか着る事が許されない制服を身にまとった女の子。

ハイネックで作られたフリル付きのブラウスを着て、

足首まで届きそうな長さのジャンパースカート。

そして腰には愛らしいコルセットを身に着け、

その上にダブルのベスト。

そして長めのボレロを特殊な形状のボタンで留めていた。

袖先からはブラウスのフリルと特殊なカフスが見える。

足首から少しだけ見える靴下と白いローファー。

そして白いズボンの様な物も穿いているみたいだった。

首にも大き目の宝石の付いたリボンを身に着け体の露出はまったくない。

長く伸ばした髪の毛は腰に届くまでありしっかりと手入れをしているのか、

つやもありとても綺麗でサラサラだった。

その髪の毛に絡ませる様に一部の髪の毛を三つ編みにして、

そこに銀色のリボンを絡ませていた。

縁取りを金色の布で協調するように作られたそれは、

特別な舞台に立っても可笑しくないほど洗礼されて、

綺麗に仕立てあげられている。

オーダーメイドで作られた制服は彼女の体型に合わせて作られているのは、

本当の様でその真っ白い制服は彼女の体に寄り添うように、

サイズがびったりなのだった。

美しく仕上げられた国が管理する美少女がそこにはいた。


画面ごしで見ていた美の集大成がそこにある。


のがだ今の俺はこれを着ている彼女に対して同情心しか沸いて来なかった。

この制服の意味を知っていれば自ずとそう考えるとは思う。

正式な魔法少女として戦える証と言っても良い。

戦闘服なのだ。

つまり制服を一般の学校の制服と比べると可愛らしい外見にして、

カスタマイズする事が許されているのは精一杯のおしゃれなのだ。

彼女達に普段着というものは存在しない。

いつでもどこでも外出するなら制服を着ていなければいけないのだ。

理由は二つ。

何時戦闘に呼び出されても良い様に。

お国の為に妖魔と戦う為に身を捧げた証でもある訳だ。

そしてもう一つ。

そのもう一つの方が彼女達には重要だろう。

怪我を他人に見せない様にする為と…

戦闘時に負傷した隠しきれない古傷を他人に見られないためだ。


可愛らしくて、ごーしゃすに仕上げられていて、

素敵な制服が着れて羨ましいなんて思いはあの悪夢の戦闘を見れば、

絶対に思わない。


いや思えない。


そしてうざったいであろう程に伸ばし続ける髪にも意味はあった。

魔法生物が魔法少女の最後の盾なら魔法少女の髪の毛は、

魔法少女の最後の剣なのだ。

何度目かの悪夢で彼女は今回と同じように傷つき、

通常の魔法では倒せないほど追い詰められていた。

その時に最後に武器にしたのが髪の毛に溜めていた魔力だった。

その髪の毛を無理矢理武器であるロッドに絡め燃やして攻撃力を上げたのだ。

命を繋ぐかもしれない最後の切り札の髪の毛。

どんなにうざったくても切る訳にはいかないだろう。


汚れを知らない制服は余裕で戦闘をこなしている証。

だから真っ白で所々光沢のある生地で作られた、

彼女達の制服はドレスの様に美しい。

逆に言えば美しくなければいけないのだ。

正に呪いのてんこ盛りの姿ともいえる訳だ。


もちろんテレビで公開される様な素敵で可愛いコスチュームで戦う魔法少女も、

いるにはいるみたいだが。

だがそれはいつ来るか解っている時にしか使えない。

アレはチューニングされた強化戦闘服。

いわゆる魔力を多く消費する代わりに、

防御力をあげる事が出来る物の様だった。

緊急時に展開して短時間で戦闘を終わらせる事が確約された戦闘でしか使えない。

ひとたび戦闘が長引けば魔力切れを起こしてあっさり逝く事になる。

何時もは制服姿で非常用の可愛らしいコスチュームを常時展開できる様に、

魔力を消費し続ける事が出来る都合の良い変身魔法に力を裂けるほど余裕がある、

魔法少女はそうそういないのだ。


それでも報道されるカッコ可愛い魔法少女の戦闘には、

もちろんステージ衣装の様な姿の魔法少女が採用される。

そして華麗に戦う戦闘をこなすシーンが撮影され放送される。

映像のマジックだ。


本当にそれだけが現実だったらいいなと考えてしまうほど、

特殊な演出のオンバレードだ。


失礼とはおもいつつその魔法少女の姿を俺は舐め回す様に拝見させて戴く。

何も言うつもりもないが珍しい物であるしまずお目に掛かれないからだ。

彼女達魔法少女はそれはそれは優秀でエリートな学校に通っている訳で。

もちろんその登校する学校にだって国が用意した車で送り迎え付きの、

生活を送るのが普通だ。

制服姿を見れるとすればそれは同じ学校の生徒位しかいないんじゃなかろうか。

彼女からは甘くて優しい香りが漂って来る。

そこにはもう「立派に皆を守る魔法少女」が立っているのだ。


さて問題だ。

なんで彼女は俺の家の前にいる?


「今日からアナタと同じ学校に通う事になりました。

一緒に登校してもらえないでしょうか?」

「なん、だと…」


どういう事か解らないが…

解りたくもないが…

そう言う事らしい。

確かに彼女の制服の胸ポケットの所には俺の通う学校の校章が刺繍されていた。

それはもうくっきりと間違いなく。


魔法少女の制服は変更できない。

けれどその制服には学校の校章がしっかりと刺繍されるのだ。

だから所属校はその校章を見ればすぐわかる。

自慢じゃないが俺の学校は普通の公立中学校。

優秀でもなければなんでもない1地方都市にある学校に過ぎない。

それはワザワザ、エリートの魔法少女が通うに相応しい学校かと問われれば、

疑問符しか浮かばないのだが。

それ以上に近くに相応しい私立の学校があった様な気がするのだ。

それをなんでだ?と言いたくなった。

彼女が現れたのは俺が認めたくない悪い事と…

彼女の足元にいる2匹の魔法生物が関係しているのではと…

推察…

する意味すらない。


「それで、アナタに預かってもらっていた子なんですが…

その、私が早とちりして「長い散歩」に出てしまったと思ったから、

新しい子を頼んでいたんです…。

それで…

原則パートナーは一人に対して1人って決められているから…」

「そうですか。

では新しいパートナーを見つけると良いのではないでしょうか?」

「えっと、この子達は特別な子達なのでそれも難しくて…」


何が特別で何が難しいのか俺にはさっぱり理解できないが…


「新しいパートナーが見つかるまで、

預かれって事ですか?」

「は。はい!そうです」


もんのすごい明るい笑顔をこっちに向けてくるのである。

そしてそれは断らないよね?預かってくれるのね!嬉しい。

というもう断る事を許さない笑顔だった。

一度俺は魔法生物を預かってしまっている。

だから言うまでもなくもっと経験豊かで相応しい人がいると、

それを理由に断る訳にはいかない。

完全に積みである。


まぁ新品の魔法生物ならあの悪夢を見る事もないと思いたい。

それに俺の方を見てくるモコモコ魔法生物は明らかに前回預かった、

彼女の魔法生物よりも温和そうに見えた。

というか感情が乏しい生まれたてといった方が良いのかもしれない。

サイズも前回預かった魔法生物よりも一回り小さい。

抱きかかえなくても肩に乗せて置けそうな大きさだった。

彼女の手の中に納まりそうな大きさの小さい魔法生物。


「わふぅ?」


こいつはぁ。

子犬的な可愛さだった。

手を近づければ俺の手にぴょんと飛び乗って、

体を震わせている。

そのままとテトテと腕を駆け上がり肩の所で大人しく丸まったのだった。


うむ…

色々思うところはあるがこの魔法生物は可愛い。

そして肩の上にしっかりと乗っかったコレは、

そこでクウクウと寝息を立てて寝始めてしまった。

うむ…

これなら邪魔にならない。

何の問題もないさ。

と、自分に言い訳をして学校に向かう事にする。


「えっと、それじゃ俺は学校に行くので…」

「はい。ご一緒します」


あの時病院で見せていた悲壮感漂う表情は今の彼女からは感じる事は出来ない。

笑顔を俺に向けて来ていた。

何を言うかとも思ったがともかく俺は可愛い魔法生物の世話をする事になった。

それでも次の主が見つかるまでだ。

そう考えれば解放される時間が少し先になっただけと、

考えればいいだろうと思っていた。


中学に入学して約3カ月。

小学校の時に出来た繋がりをとっかかりに増えたクラスメイトの中でも、

色々と繋がりが出来て来ている時期でもある。

それが良い事なのか悪い事なのかはさておきそんな時期に転校生とは、

普通はありえないが、まあ魔法少女ならそんな事もあるのかと、

皆は納得できるのかもしれない。

俺も納得したい。

そして頑張る魔法少女を眺めるだけだったら何の問題にもならなかったのだ。

しかし今、朝方職員室まで連れて行って俺は魔法少女と別れた。

もちろん彼女の真っ白の制服は目立つ。

目立ちまくる。

その上に鞄を両手で手前に持って優雅に歩く姿は正しくお嬢様に見えるから、

何とも言えない。

平穏で楽な中学生活を送りたい俺にとって彼女が傍にいる事は、

迷惑極まりないのだが既にその兆候を感じる事は出来る。

そして俺の肩に乗る魔法生物は魔法少女から預かっていたあの魔法生物より、

目立つ位置に鎮座している。

それは言うまでもなく魔法少女との何らかの繋がりを堂々と示している。

突き刺さる視線が一段と鋭い物になっている気がして笑えない。


しかしだ。

俺が何を言おうとたぶん状況は好転する事はない。

絶対に悪化するだろう。

俺の学生生活のごく普通の生活を送りたいという願いはもう届かない。

ならせめて一般市民でいたいのだ。

お友達の枠を出ない存在でいる事が今の俺の目標となった。

騒がれるのは初日だけだと思いたい。

学校が解らないから彼女は案内を必要とする。

それ位は案内しなければいけない。

だからつき刺さる様な視線に我慢してその役目を終えた。

それで終わるはずだったのだ。

後は他のクラスで陽キャと楽しくやってくれればいい。

俺はそれ以上の接点が生まれる事がない様に願うのだったがもちろん、

そんな事は許されない。


定番の定番で魔法少女の編入クラスは俺と同じクラスで…

そうなんていうか彼女の席は俺の隣だった。

そうなる様に教室に入ったら調整されていた。

朝のホームルームと同時に席替えが行われ、

その途中で俺は一番後ろの窓際の一つ横を指定される。

もちろん隣の窓際には魔法少女の席が宛がわれた。

その時点で特別扱いなのだが文句を言える奴は誰一人いない。

そして席替えが終わればすぐに彼女は俺の机を引きずって、

俺の机と自分の机をくっつけた。


「教科書ないから、見せて下さいね」


まぁ持っていないのだろうとは思っていた。

が、問題はそこじゃない。

もちろん休み時間に質問攻めという転校生には、

ビックイベントが行われるはずだった。

よくあるパターンだものな。

けれど俺と魔法少女の繋がった机には彼女の魔法生物と俺の魔法生物が仲良く、

並んで寝始めているのだ。

モコモコに埋もれるモコモコ。

見ているのには癒されるがそのモコモコ達は学校にいる間中くっついていた。

スヤスヤと眠り続ける魔法生物を優しいまなざしで見つめる彼女。

話しかけようとしても…

唇に指をあてて静かにしてくださいね。

みたいな笑みを浮かべて話しかけ様とする生徒をけん制していた。

こんなに仲がいい魔法生物同士ならこのまま魔法少女が世話をすればいいのではと、

考えてしまう。

もう俺要らないんじゃないかな?

そんな事を考えつつ放課後を迎えると…

狙ったかのように魔法生物は起きて俺の肩へと戻って行くのだ。


「それじゃあ、帰りましょう?」


もちろん彼女も一緒に帰宅するらしい。

もはや今日1日彼女が俺から離れたタイミングは俺がトイレに行く時ぐらいだった。

家まで帰ってくると俺の家の前には黒塗りの高級車。


「それじゃあ、また明日」

「あ、はい」



間抜けな返事をしつつ俺はその日を終えたのだった。

可愛い魔法少女との楽しい学校生活。

そう言葉にすれば羨ましがられるかも知れないが実態として、

この魔法少女と付き合うのはきつい。

いやきついなんてもんじゃなかった。

あれから数日がたち学校での視線の多さには未だなれない。

魔法少女を見る目は多くなんで彼女の隣に俺が居るんだという、

よくあるシーンを自分が体験する事になるとは思わなかった。

だがそれ以上に俺にも誰も話しかけてくれなくなっていく。

それは明らかに彼女が居るからであってもう何も言えない。

俺が席を立とうとするとそっとその足を椅子の足に挟み込んで…

椅子が後ろに下がるのを許さないのだ。

そして二言目には、


「何か御用が出来たのですか?何処へ行くのでしょう?」

「ん…図書室。」

「ご一緒しますね」


そうやって俺から絶対に離れない。

いくらなんでもべったりとし過ぎている様な気がして、

行動の裏に何かがありそうで怖くなってくる。


「気にしないで下さいね」

「とは、言ってもさ、流石にちょっと…」

「気にしなければ良いのです」


明らかにちょっとおかしな言動が含まれている様な気がしていた。

いや気がしていたのではなくおかしいのだ。

まるで俺の隣が彼女の定位置とでも言いたげで…

でもそれだけじゃない。

恐ろしい何かを俺は感じはじめていた。

ずっと隣にいる魔法少女。

そして偶然を装って用意された主不在の魔法生物。

俺は妖魔から狙われているのかと考えてしまっていた。

けれど現在俺は妖魔という存在は知っていても妖魔とあった事は無いのだ。

狙われる要因も解らない。

だが…


クラスで人が寄り付かなくなってくると同時に俺は魔法少女の付属品の様に、

見られ始めていた。

俺が動こうとすれば彼女は俺に付いて来る。

そして彼女が動く場合は俺が付いて行かされるのだ。

だから…

1カ月もすればそれが当たり前となり周りからはそう見られていく。

その事をどうこうする前に俺は魔法少女との会話以外が出来なくされていた。

徐々に徐々にクラスから切り離されて…

そして魔法少女という存在に引きずり込まれつつあると俺は気付き始めた。

このまま行ったら一般人・一般生徒という枠から外れ魔法少女側の立ち位置に、

なってしまうと気付いた時には遅かったのである。


その日もいつも通りの帰宅路を魔法少女と帰っていた。

だが魔法少女の様子がおかしかった。


「だ、ダメです。

今日は、回り道を、周り位置をします!」

「あ、ああ。解った」


俺は手を引かれて彼女について行く。

だがなんとなくなんとなくなのだが…

彼女の慌てようと手を引く強さから…

何が起こっているのか考えたくないが考えてしまう。

「やだ…」「ムリだよ…」「私は…私は…」

その怯えよう。

まるで何かから逃げる様に俺は彼女と一緒に走り出した。

何時の間にか周りは暗くなり…

彼女は震えて眼には涙が溜まっていた。

近くに妖魔が出たのかもしれない。

そしてそれは彼女がまた、


「正義の魔法少女」として戦う時が来たという事を示していた。


そして、


彼女に手を引かれて逃げた先でもちろん俺も出会ってしまう。

その妖魔と対峙する事になってしまった。


なんと言う事だ主人公。

あれだけ注意して、慎重に行動していたのに、

戦闘に巻き込まれてしまった!

どうする?どうするんだ?主人公!

さあ、決断の時だ!

けれど、魔法少女になってしまったら、

黒髪ロングの女の子になってしまうぞ!

もう男には戻れないぞ!


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