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51.ミステイク
更新遅くなってすいません。
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side『みにくいアヒルの子』
箱庭船車から出たら、また何処かに閉じ込められていた。
「…ふぇ?にゃんで、閉じ込められてるの?」
若干、涙声になっている。
「…マスター、違います」
足元に出現したらしい『夜空』の瞳を持つ『漆黒』の握り拳くらいの小亀が無機質な声で言った。
「…マスター、閉じ込められてはいません。」
「…そうにゃの?」
握りくらいの小亀…カグラを持ち、半信半疑のまま、辺りを見渡す。
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天井と床、前と後ろはどことなく見覚えのある木目で、左右は遠くて見えない。
「…カグラ、どっちが出入り口?」
カグラを両手で持ち、顔の前に持っていきながら質問した。
「…はい。右側が布で覆われている出入り口です。」
カグラは瞬きを数回した後、右側の短い前足でバタつかせて言ったのだった。




