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41.続・再会の時
side『みにくいアヒルの子』
「…大丈夫か?」
懐かしい、父様の声がした。
「…おはな、ちぢんだ」
なにかの壁にぶつかり、鼻が痛い。
あれ?心なしか、短くなってない?
「…っ!?」
勝手に動く昇降機に乗ったのか、急に動きだした。
無我夢中で手をのばして、なにかの柱っぽいものにつかまる。
今度は、柱っぽいのが離れていく。
柱の間から見えるのは、巨大な…。
「…うわぁ!」
ボクはたまらず、奇声をあげた。
「…鼻?あぁ…人に戻ったのか」
巨大な…父様は、そんなボクを気にすることもなく、鼻が短くなった理由を淡々と…。
どうやら、勝手に動く昇降機が父様の手で、
何かの柱っぽいのが父様の指だったらしい。
って、いや、ちょっと、、待って!
なんで、ボク、こんなに、小さくなってんの!?




