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40.再会の時
シリウスと再会するまでの話⑩
※視点がかわります。
side『ラファエル』
何処かへと行っていたらしい、コハク様が戻ってきた。
どことなく疲れた顔で、我々に向かって、なにかを吹き飛ばす。
黒い毛玉のようなものが、ものすごい速さで我々のもとへと、飛んでくる。
怖くなった私は、目を閉じて、両腕で頭をかばい、しゃがみこむ。
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side『ミカエル』
先輩の盾になりながら、反射的に、黒い毛玉を打ち返そうと武器を構えたら…
「…くぅん?/訳:あれ?」
黒い毛玉から、か細い、あの声がした。
「…っ!?」
慌てて、武器から手をはなし、潰さないよう気をつけながら、両手で捕まえた。
「…キャン/訳:痛い」
ものすごい速さの黒い毛玉…こと、シリウスは、私の手の壁にぶつかり、とまったのだった。




