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24.ミラージュ
気がついたら真っ白な世界で、どことなく見覚えのある美女達に囲まれながら、真っ白な『寝台』に寝かされていた。
「…ん?どこ?」
よく見ると、天井や壁、家具家電が『白銀』で統一されていたのだ。
「…ミラージュです。マスター」
人工的につくられた声に連れて、彼女を見る。
床につくまで長い『漆黒』の髪
『夜空』の眠たげな瞳
白磁器のような肌
童顔で子供体型な美少女…カグラだ。
服装は前回と同じで『漆黒』のセーラー服に『夜空』のリボン、黒タイツに黒の革靴だった。
「…カグラ、髪のびたんだね?」
前回会った時は、肩につきそうでつかないくらいの長さだったのに。
「…いえ、前に戻っただけです?」
カグラは無表情のまま、首を傾げるのだった。
〈登場人物①〉
カグラ
正体→人工族の箱庭船車"BLACK"
媒介→盾しかない盾剣




