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0.終わりの始まり
side『みにくいアヒルの子』
2050/10/10 17:00
僕達、白百合女学院の中等部三年は、二泊三日の修学旅行を終えて、本島から学園特区へ戻るフェリーに乗っていた。
~~数分後~~
船内に鳴り響く警報音。
自力では立っていられないほどの揺れ。
固定されていなければならない自動販売機が僕達のほうへ…。
「…っ!!」
僕は咄嗟に、婚約者を突き飛ばす
そして…
ガシャーン
大きなものが倒れる音
「いやー!!」
婚約者の悲鳴
「ギャー!!」
「うわー」
音につられて気づき、悲鳴をあげる同級生達
それらの不協和音を聞きながら、僕は意識を手放した




