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月桃の花

挿絵(By みてみん)


ショウガ科ハナミョウガ属の常緑性多年草。

「ゲーム大会で優勝したら異世界に招待された」の「第77話:地下迷宮の奥へ」に挿絵と薬草のモデルとして使った植物。

作中で「種・花・果実・葉・根茎がお茶や薬や化粧品に使えます」と言う台詞の通り、月桃は飲料用、食用、滋養、薬用、化粧品に使われています。

高い抗菌力と防腐作用、去痰作用から気管支炎や鼻炎に効果があるといわれています。

葉から取った油が甘い香を放ち、アロマオイルや香料として使用される。

虫よけの効果もあり、虫よけスプレーも作られている。

種子は乾燥させ、主に健胃、整腸の効果を持つ薬として使用。

種子から作る月桃茶には、ポリフェノールが多く含まれているそうです。

民間療法では毒虫に刺された際の対処で、根茎が使われるそうです。


花言葉は「爽やかな愛」。



挿絵(By みてみん)


月桃には高い抗菌力と防腐作用があり、その葉は鬼餅ムーチーに使われています。

ムーチーは餅粉・水・白糖や黒糖、紅芋などを捏ね合わせ、月桃の葉で巻き、蒸して作る。

旧暦の12月8日に、健康・長寿の祈願のため縁起物として食べます。

鬼餅の名は、鬼となった兄を妹が退治する際に使ったという有名な起源説話からだそうです。


ムーチーを蒸すときの月桃の葉の香りが浄めの役目を果たすとされています。

ムーチーを蒸した後、蒸し汁は家の回りにまき、ムーチーを包んだ月桃の葉は十字形に結んで人の出入りする入口や軒先に吊るし、厄除けをする風習が沖縄本島及びその周辺離島に残っているそうです。

筆者が住む八重山地方には無い風習ですが、ムーチーを食べる習慣はあります。



【黒糖ムーチー材料】15コ分

もち粉 1kg

粉黒糖 260g

水 750~800ml

月桃の葉 15枚


【作り方】

①もち粉に粉黒糖を混ぜ合わせ、少しずつ硬さを確かめつつ水を加えて捏ねてゆく

②耳たぶ程度の硬さに捏ね上げて、15等分してそれぞれ月桃の葉で包む

③蒸し器に月桃の葉を敷き、②を並べて火にかける

④湯気が上がり始めてから約30分ほど蒸して出来上がり

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