2話 迷宮へ
翌日、冒険者組合に行くと昨日の受付のお姉さんがギルドの人達の所に連れて行ってくれた。
「お前が伯爵の命の恩人の少年か」
「はい」
「俺はギルドマスターのアーデだ」
アーデさんは筋肉ムキムキの金髪美男子で見た感じは両手剣使いだ。
「自分はアキと言う者です者」
「ギルド入団を許可する」
やったー!結構あっさりだったなー。
「お前にはスーザとクルレルドレとパーティーを組め」
「はい」
アーデさんの向かい側の席に座っていた2人が立ち上がる。
「私はスーザ。よろしくねアキ君」
「クルレルドだ宜しく」
「宜しくお願いします!」
スーザさんは金髪碧眼でエルフの女性片手剣士でクルレルドさんは茶髪で人族の男性両手剣士さんだ。
「一先ずアキ君の実力を見ましょうか」
紫の葉が生い茂る魔物の森に来ると角が生えた大ネズミが現れた。恐らくホーンオオネズミだろう。
距離は大体200m弱だから短機関銃で届くな。
「倒してみろ」
腰の短機関銃であるSMG-F57一丁をホルダーから抜き取り、マガジンをセットする。狙いを定め、トリガーを引く。放たれた幾つもの弾丸はホーンオオネズミの頭に吸い込まれる様に命中した。
赤い血が噴き出て其の場に倒れる。
「は!?」
「あんなに一瞬で変異種を」
「ま、まあ良いか」
そう言えば此の世界にもダンジョンが存在するのかな。
「炎の迷宮に行きたいです」
「は?」
「へ?」
2人は「何だ此奴頭沸いてんのか?」みたいな顔をした。
こういう時の解決方法は子供からお兄ちゃん等という。嬉しいもんね。
「クル兄とお姉ちゃん如何したの?」
急に顔を緩ませて2人は頬を赤く染める。
「よし。行こうか」
「ええ。そうしましょう」
ちょろい人達だなぁ。炎の迷宮は魔獣の森の真反対の方向にあった筈。
クル兄は馬車を頼んで来てくれて、お姉ちゃんは食料を調達して来てくれた。
「さぁしゅっぱーつ!」
待て待て子供言葉になってる!ん?別に良いのか。
馬車の中で2人は剣を拭いたりしてお手入れをしていた。俺は頭の上にいた居たシロを膝にのせて撫でていた。
気持ち良いぃぃ。癒されるよぉぉ。
《シロがスキル【意思共有】を獲得しました。会話が可能です》
本当!?
「シロ気持ち良い?」
「うん!」
俺は嬉しくて笑ったが2人は口をぽかんと開けて眼を点にしていた。
「「えぇぇぇぇぇ!?」」