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1話 冒険者

「い、痛くない。此処は何処だ?」


「フラード伯爵。此の少年が回復魔法で治して下さいました」


「ありがとう少年。何かお礼をしなければ」


お礼なんてとんでもない!と言おうと思ったが止めた。明らかにおかしな事なのだ。称号の『異世界の迷い人』なんてもろ言っている。俺は異世界に転生?してしまったのだ。

下を向いて考えていた俺は我に返る。

一先ずありったけのお金と保護下に置いてほしいなぁ。見た目九歳だし。あとはゲーム冒険者登録したのは適用されているかを調べたいから此の世界の冒険者証明書が欲しいかな。


「えっとー。無礼だとは思うのですが、自分を保護下に置いて下さいませんか?あとはお金と冒険者証明書が欲しいです」


「無礼だぞ!」


村人達が叫ぶ。


「黙りなさい」


「は、はい」


ありがとうございます伯爵様!


「良いだろう。望みを叶えようか」


そう言って伯爵は俺を連れて冒険者組合に向かった。

此処が別世界の冒険者組合か。

盾に剣と杖が交差しているシンボルマークを飾っていて、中は受付や酒場など色々ある。二階はギルドルームや応接室、金庫室等がある。


「すまないが此奴の冒険者証明書を作ってやってくれ」


「分かりました。しかし、子供一人は危ないので必ず大人とパーティーを組んで下さい。ギルドに入るのもお勧めです」


ギルドか~。ゲームではソロプレイヤーだったから集団戦闘したことがないかもなぁ。

受付のお姉さんは本を出して伯爵に渡した。


「其れはギルド本です。ギルドに入団する場合は私に言って下さい」


俺は本に目を通すと気になるギルドがあったので其れにした。


隠密の暗殺者(ステルス・アサシン)が良いです」


「分かりました。入団申請しておきます。明日には結果が出ると思います」


其の後、お金を貰って宿を借た。今思えば物騒な装備の儘だった。背中には黒いフルーレと未来狙撃銃のSR-F1をクロスにして背中に下げ、腹回りはマガジン等があり腰には2丁の短機関銃がホルダーに入っている。太ももには隠し投げナイフが5本ずつある。服は足元まである黒いロングコートを着ていて、首には紫色の魔石が埋め込まれたネックレスを付けている。

そう言えばアイテムボックスは如何なったんだろう。


「アイテムボックスオープン」


大体は変わらないがおかしな事を見つけた。マガジンの個数が無限と書かれているのだ。

此れなら存分に銃を使えるな。

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