まず連続して描く
漫画を連載するためには、新人賞を受賞して連載する必要がある。
ところがインターネットの登場で、連載してから、読者を増やすことができる。
まずは量産してから考える。
それが新しい創作の方法。
漫画を描くために東京で生活する。
それが漫画を描くための基本であった。
大手出版社が東京に集中しているから。
なぜ漫画を連載するのに大手出版社に関わる必要があるのか。
大手出版社にしか漫画雑誌定期刊行するだけの能力がないから。
定期刊行しない雑誌には宣伝能力が無い。
だから、漫画を同人誌で描いたとしても、誰もしらないままに終わる。
ところが、2000年代からインターネットが登場して、出版社に関わることなく、知名度を上げることができるようになる。
話題になる作品であれば、検索されてネットで自動的に宣伝されるのだ。
いい作品ではなく、知名度が高くなる漫画を描く。
これがネット時代の漫画の描き方。
実際、山野車輪「嫌韓流」は一切のメディアを使うことなく、累計百万部を売り上げた実績を持つ。
必ずしも出版社の大小が漫画の売り上げに影響を与えることがない時代に入る。
しかも、インターネットを使うと東京に出版社がある必要すら無い。
それでも出版社が収入を確保するためには出版物で収入を確保する必要があった。
出版物を出すためには、それが定期刊行雑誌でなくても東京で活動する必要がある。
2007年にKindleが発売される。
その五年後に日本に上陸。
2015年ごろには各社が出していた電子書籍アプリがスマートフォンに対応してハードウェアの壁がなくなる。
電子書籍が一般化する時代が到来する。
出版物を一切出すことなく、出版社が収入を確保できる時代が到来する。
漫画の作成もデジタル化によって、アシスタントを使わずに一人で連載することができるようになる。
アシスタントが必要だから東京で活動する必要がある、という理由もなくなる。
個人が地方で漫画を描いて、全国に出す事ができる。
それ以上に全世界に向けて発表することも簡単にできるようになる。
新人賞受賞するために、いい漫画を描くよりも、漫画を量産して知名度を上げるほうが優先されることになる。
毎日漫画を描いて、ネットにあげる。
作画力よりも、作画速度が重要になる。
そこそこ読める漫画を量産できる状況を作る。
そのために、デジタル技術を引き上げると当時に、何も考えることなく、ストーリーとネームをまとめる技術が重要になる。
ストーリーは大まかなネタとエッセイにキャライベントを加えて、四コマ漫画にまとめる。
あとは四コマ漫画のコマをレイアウトするとネームがまとまる
だから、とりあえず「小説家になろう」で連載する。
読者がいることよりも、まずはストーリーを量産して、ネットに上げ続けることが重要になるから。