犯人お前かよ!
けっこう伸びた
目を開けてみるとそこは白い世界だった
俺、車に轢かれて死んだのか
じゃあここは死後の世界かな
周りを見渡す
特に何か目立つものも...あった、というかいた
そこには、仙人みたいな男が立っていた
「やっと気がついたようじやのぉ」
「あんた誰?そしてここどこ?」
「わしは神じゃそれでここはあの世と現世の狭間じゃな」
「えっと、お主は豪華すぎる車に轢かれたじゃろ」
「うん」
「わしがその車に運転してて、お主を車でぐちゃぐちゃにしちゃった」
「うん...?ってお前が犯人かよ!」
「いやーすまん、急いで治そうとしたけど人界では神の力が弱まり治せなかった」
「だから一様この狭間の世界に移動させた訳じゃ」
こやつより先に車の方を心配したのは言わないでおこう
「で、俺はこれからまた、今の世界に戻って生活できるのか?」
「いちどこの世界に来たら元の世界には戻れないだが、お主を異世界に転生させようと思う」
「どうじゃ?このままあの世に逝くよりずっとましじゃろう、しかも使い魔も今はつけてやる」
加害者側なのに上から目線なのは気にくわんがどうせ死ぬのなら転生した方がいいだろ
「よし決めた転生する」
「よしじゃあ早速、使い魔を決めてもらう」
なんかいい感じになってきたぞ
あれだろ、使い魔ってよく漫画や小説とかで出てくるドラゴンとかのめっちゃカッコいいやつだろ
どんなカッコいい種類があるのか聞いてみよ
「何の種類がある?」
やっぱグリフォンとかフェニックスとかか
「すまんのぉ今ちょうど二種類しかいなくてそれが犬と猫じゃ」
あれ?聞き間違いか?もう一回聞いてみよう
「何の種類がある?」
「今、いったばっかじゃぞ 犬と猫 じゃ」
まじか
「いや、普通転生するならもっとカッコいいやつだろ」
「ほんとだったら、ドラゴンやサイクロプス、ヒュドラとかいるんじゃがいきなりすぎてこの二匹しか用意できなかったのじゃ」
まじかよ
「それは待ってれば用意できるのか?」
「用意はできるがその頃にはもう転生しとるぞ」
「あと三十分ぐらいじゃな」
やっぱりダメかぁ
俺は犬か猫かでいったら圧倒的に猫だからな
世界中の犬好きのみなさんごめんなさい
「じゃあ猫にするよ」
「お詫びにお主とその猫に成長補正のスキルを渡そう」
「言い忘れていたこの異世界にはレベルやスキルなどがある世界になっておる」
「そしてこれがお主の使い魔じゃ」
俺の目の前に魔方陣がかかれて一匹のベージュ色の毛の子猫がでてきた
けっこう可愛い
「あと向こうの世界でステータスと念じれば自分のステータスが表示されるぞい」
「よしこれであとは転生するだけじゃ」
俺から少し離れたところにゲートができる
「このゲートをくぐれば転生できるぞい」
「いってくるよおっさん」
「元気でなー」
そして俺はゲートをくぐった
いったかあの男が異世界で呆気なく死ぬか、わしみたいに神になるか楽しみじゃのぉ
《種族ヒューマン生物名サトウ カズキ
ステータス
レベル1
HP 50/50
攻撃 10
防御力 5
速さ 10
魔法攻撃力 10
❮スキル❯
成長補正
❮使い魔❯
レッサーキャット》