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第八十六話 模擬戦開始

 「いつでもどうぞ」


 ライア君はそう言ったまま、俺が仕掛けるのを待っている。

 俺の出方を伺っているのか? ライア君は俺の戦いを見て来てるからおおかた俺の動きを分かっているだろうけど。俺が仕掛けるにしてもライア君はどんな感じで戦うんだろう? 見た目からするとパワータイプってよりはスピードタイプってイメージだけど……。


 「ほら、どうしたの? たまにはライト君から仕掛ける練習もした方がいいんじゃない?」


 ライア君は微笑みながら俺に仕掛けるように促してくる。

 ……絶対罠だ。あの微笑みは悪い事を考えている顔だ。何度騙された事か……。でも、ライア君の言う通り俺から仕掛ける練習もした方がいいのは確かだろう。いつも相手の出方を待ってたら後手に回ってしまう。それに今の相手はライア君という未知の存在の相手だ。これは俺から仕掛ける練習にしては最適だろう。

 ……やるか? なんかうまい事はめられた気がするけど。


 「じゃあお言葉に甘えて!」


 俺は言葉を放つと同時に無詠唱の身体強化を使い地面を蹴りライア君へと詰め寄る。

 このまま突っ込めば簡単に対応されるだろう。でも、フェイントを使うにしても……そうだ!


 俺はライアの手前で足を踏み込み跳躍する態勢を取る。


 「またそれかい?」


 ライア君の言う通りベイル先輩の時に使った戦法だ。でも、今回は違う!


 「うぉおおお!!」


 今回は上に飛ぶ事なく、俺は前に飛んでライアに迫り右ストレートを繰り出した。

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