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第七十二話 魔導具

 ジャグナル君の話を聞いてから一年生は集団行動を心がけている。そうしているものの、被害は完全に防げない。先生達は証拠がないからと言って動いていないけど、たぶんこれはここの生徒も一応貴族の子供とかが多いから問題にしたくないのだろう。

 戦士学校とは言え、学費は安くないし王立学校と言えば貴族御用達らしい。

 貴族以外だとしたら俺みたいな特待生らしいけど、一年では俺くらいだと言われている為、珍しい事なんだろう。


 「このままやられっぱなしでいいのかよ!?」

 「だから、ドーラ君落ち着いてよ。それを今話合ってるんでしょ?」

 「ドーラ、落ち着け」

 「そうだ。二人の言う通りだ」

 「えっ? 珍しくジャグナル君がまともな事を言った?」

 「おいライア! 珍しいってなんだ!!」

 

 被害が抑えられないから俺たちは今こうやって集まって話をしている。

 目の前の光景がいつも感じになってきたのはほっとくとしてどうするか……?

 二年生にやられた生徒は二年生は魔導具を使っているみたいだから俺たちの事はいいから大人しくしておいた方がいいって言っている。

 魔導具とは魔法が使えない人でも、魔石を装着して使用すれば魔法と同じものが使えるらしい。

 なんでそんなものを持っているのか疑問だけど、地球で言ったらただのケンカではなくて凶器を使っているって感じだろう。

 そうなればこのまま黙ってやられていたら被害は増える。


 「おい、ライトはどう考えてるんだ!?」


 目の前のやりとりは考え込んでいる間に終わっていてドーラ君が俺に問いかけてきた。

 どうするか……このまま黙ってるか、ちゃんと二年生に話をつけにいくか……。


 「俺はーー」

 「ちょっといいか?」


 俺が言葉を発しようとしたところで意外な人物が会話に入ってきた。

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