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第三十話 いつの間にか

 「一日でクラスをまとめるなんてさすが特待生のライト君だね!」

 「……ライア先輩、なんか楽しんでないですか?」

 「ライト、堂々としろ! 堂々と! いくら強くても堂々としてないとモテないぞ!」

 「そうだよ、ライト君」


 いや、モテたくても女の子いないんですけど……。

 男にはモテたくないし。

 と言うかジャグナル君もジャグナル君で急に話を変えすぎだ。

 クラスをまとめたって話から堂々としろってのは分かるけど、そこからモテるって話になる要素はなかったはずだ。

 それに自然とジャグナル君が一緒に行動するようになっているのはなんでだ?

 俺は昼からの実技の授業に向けてグランドに向かおうとしたらライア君となぜかジャグナル君も一緒にやってきた。

 ライア君は昨日からだけど、ジャグナル君は今日の朝から一緒に行動している。

 まさか……友達(マブダチ)認定されたのだろうか?

 ちなみに午前中の授業は国語だったけど、読み書きは困る事なかったし文法も日本語と同じなので問題なかった。

 

 「次は学年統一からだな、ライト」


 いや、しません。


 「あの、僕平和主義者なので……」

 「ライト君がそう思ってても周りがほっとくとは限らないよ?」

 「えっ!?」


 何やらライア君が不吉な事を口走る。

 このまま祭り上げられて気づけば不良のリーダーに……。

 そして、やっと出来た彼女はバリバリのヤンキーで家に連れて帰って父さんと母さんに泣かれ、フランには呆れられ冷たくされ俺の居場所はなくなって……。

 いや、そんな事なってたまるか!

 あっ、でもさっきの言葉はフラグが立ったんじゃないだろうか。

 俺は不安を抱きながら歩いた。

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