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第二十四話 濃い一日の終わり

 『キーンコーンカーンコーン』


 「ふぅ〜」


 学校に鳴り響くチャイム。

 この世界でもチャイムはあるようだ。

 ちなみにあの後の自習は結局ライア君と気功について話したり実際に使ったりして疲れた。

 でも、やっぱり気功と無詠唱の魔法は一緒だと思う。

 意識をしないといけない為、持続させながら使うのは難しいってのと意識が途切れると効果が切れる。

 これは無詠唱の魔法と一緒だから。

 でも、なんか食べ物といい、チャイムといい異世界と元の世界は似ているところも多い。

 姿形も元の世界の人間とほぼ一緒だし。

 まぁ、この世界の環境が地球に似てるから生物の進化とかも同じように辿ってしたのかもしれない。

 ……詳しくは分からないけど。

 でも、魔法が存在して魔力というものがあるせいか魔物といった存在もあったりして違う部分もある。

 それでも、俺にとったら過ごしやすい環境に魔法がついて嬉しいばかりだ。

 ……あとはこれで可愛い彼女、いや彼女じゃなくてもとりあえずたくさんの女の子がいたらいいんだけど。


 「ライト君、また明日!」

 「明日もお願いします、ライア先輩!」


 残念ながらここには女子がいない。

 いるのは野郎共ばっかだ。

 野郎+疑惑のライア先輩。

 正直、登校初日からいろいろあり過ぎてお腹いっぱいだ。

 お腹いっぱいと言えば学食は美味しかったな。

 炭水化物ばっかってのはあれだけど。

 でも学生相手だから仕方ないか。

 まぁ俺は炭水化物だろうがなんだろうが美味しければそれでいいし。

 それに、この体は母さんの体質なのかいっぱい食べても太らないし。

 母さんよく夜遅くに甘い物とかこっそり食べたけど全然太らないもんな。

 それに比べたら父さんはよく食べるしそれが体型にも出て大柄だもんな。

 いったいどうしたら母さんみたいな美人を嫁にもらったのか。

 ある意味父さんを尊敬する。

 でも、フランも父さんに似なくて良かったな。

 前世では女の子は父さんに似るとか言われてたけど、もしフランが父さんに似てたら……ちょっと残念だ。

 そう思うのは父さんに悪いかもしれないけど……ゴメン、父さん!

 でも、フランが大きくなったら母さんみたいに美人になるのかな。

 ……俺は一線を守れるだろうか?

 てか、俺かなりホームシックになってる!?


 「疲れたし帰って寝よ」


 今日はいろいろあり過ぎた。

 寮に帰ってゆっくり休もう。


 「なんか忘れてる気が……まっいっか!」


 俺は寮に向かって歩き出した。

 

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