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第百二十五話 優勢に戦いを進めているようです

 ジャグナル君どうして……?

 予定では俺とライア君が魔導具を持つ二年生を片付けてジャグナル君、ドーラ君、バルテル君はその他の生徒を相手していくはずだったのに……。


 「よそ見してんじゃねぇ!!!」


 俺がチェスター先輩と対峙しているジャグナル君に気を取られていると親切にも教えてくれながら魔導具から火の魔法を放つ二年生。

 俺はその言葉でハッと意識をそちらに向け闘気を使い魔法をかわしながらその二年生へ肉薄する。


 「グハッ!!」


 そして、俺はその二年生に肉薄すると同時に鳩尾へと右ストレートを叩き込む。

 すると、その二年生は身体をくの字に曲げて飛んで行く。自分でやっといてなんだけど痛いと思う。闘気に関してはまだ微妙な調整とかが出来ないからある程度は当たる寸前に抑えても威力の制限は完璧に出来ていない。


 それにしても、いくら闘気を使っているとは言え意識をよそに向けていたら危ない。だから今のはちょっと危なかった。あの『よそ見してんじゃねぇ!!!』って言葉に助けられた形だ。

 でも、前世のヤンキーが出てくる漫画でもあったけどチャンスな時になんでわざわざ敵に気付かせるような事を言うんだろうか?

 まぁそのおかげで助かったんだけど。


 でも、ジャグナル君の様子から嫌な予感がする……早くこいつらを倒して向かわないと……。

 俺はジャグナル君を気にしながらも数が多い二年生相手に余裕を持つ事が出来ず、とりあえず魔導具を持つ二年生を見つけては優先的にそいつらを倒していく。


 そして、しばらくしてやっと二年生の数が減り少し余裕が出てきた。

 辺りを見回すとお腹を抑えながら横たわる二年生や意識を失っている二年生が多い。そして、後方を見るとドーラ君とバルテル君もダメージを受けているようだけど倒れていない。そして、ライア君の方を見ると多少疲れがあるように見えるけど余裕がありそうな感じで二年生を無効かしている。


 よし、みんな順調みたいだ!


 そして、俺は中央のジャグナル君の方へと目を向ける。すると、まだジャグナル君とチェスター先輩は対峙しているみたいで何やら言葉を交わしている。


 なんだ? 何を話しているんだ?


 俺が思案して様子を見ているとチェスター先輩が胸ポケットに手を入れ何かを取り出した。

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